Friday, November 30, 2012

記者クラブの下品な老害記者vs暴走老人

名前は討論会だが、実際、何の討論もされなかった。第一部では、時間がないということで、党首が別の党首に質問するだけで、その後の議論は全くなかった。記者クラブの「討論」とは、単なる言葉遊びにすぎず、前もって与えられた質問に答えるだけだった。まだ、その場で議論できた一昨日のニコ動の党首討論のほうがましだった。

第二部の記者クラブの企画委員4人による代表質問は、特にひどいものだった。質問したのは、実哲也(日本経済新聞)、倉重篤郎(毎日新聞)、橋本五郎(読売新聞)、星浩(朝日新聞)という原発推進派で右翼系の記者クラブの老害記者たちだ。彼らによる古い体質の偏見に満ちた質問にはへどが出た。

第二部の党首討論後の記者会見で、読売の橋本五郎記者が「日本未来の党」の嘉田代表に「小沢問題をどういう消化の仕方をしているのか」などという馬鹿げた質問をされたときも、「私は、国民が求める政治を実現するために、小沢さんの力を使わせていただきたいと思っています。小沢さんを使いこなせずに、官僚を使いこなすことはできません。(キリッ)」とかわした。

しかし、嘉田代表には、「小沢問題とはなんですか。」と聞き返して欲しかった。2度も無罪になった小沢氏に向かっていまだに何か裏があると偏見の目で見るのはやめて欲しい。さらに、嘉田代表が「なぜみなさん、小沢さんをそう怖がるのか」とつぶやくと、嘲笑とともに記者クラブの馬鹿記者たちが言った言葉には、耳を疑った。

「怖がってません、嫌がってるんです」

これこそ、稚拙な偏見以外の何物でもなかろう。小沢氏が所属する政権が与党になったら、記者クラブは消滅するかもしれないので、彼らは小沢氏を感情的に嫌っているのだ。だから、いつも小沢氏に不利な記事を報道し、国民もその記事に洗脳されてしまうのだ。

そんな小沢氏を嫌う原発推進記者クラブ老害が、同じく小沢氏を嫌う石原に向かって、「橋下さんは原発をフェイド・アウトさせると言っているが・・・・」と言っても、石原はフェイドアウトの意味がわからず、聞き返す。原発を「消す、なくす」ということですと言われて、マニフェストは書き換えたと答えるが、記者にまだ書き換えてないので、早く書き換えるようにとえらそうに指示された。

次は、尖閣諸島の問題について質問されたが、その老害記者のあまりにも横柄な態度に暴走老人も怒り奮闘で、しまいには言い争いを始めた。はっきり言って、石原に今の日本の政治に関わる資質はない。この動画を見ても完全にボケているのがわかる。何を言っているのかさっぱりわからないし、質問にも全く答えられていない。誰か早くこの裸の王様に「裸」であることを伝えてあげたほうがいい。いやはや、日本のメディアと政界はこのような老害たちによっていまだに支配され続けているとは、日本がいつまでたっても変わらないわけだ。


2012.11.30 日本記者クラブ主催 「党首討論会」 第一部




jnpc さんが 2012/11/30 に公開

Debate and Press conference with 11 leaders of Political Parties
衆議院選挙の公示を前に、11党党首が一堂に集まった党首討論会を開催した。
出席者は▽民主党・野田佳彦代表▽自民党・安倍晋三総裁▽日本未来の党・嘉田由紀子代表▽公明党・山口那津男代表▽日本維新の会・石原慎太郎代表▽共産党・志位和夫委員長­▽みんなの党・渡辺喜美代表▽社民党・福島瑞穂党首▽新党大地・鈴木宗男代表▽国民新党・自見庄三郎代表▽新党改革・舛添要一代表の11人。
討論会は2部構成。
■第1部は、基本的主張と「候補者同士の討論」を行った。(約60分)
■第2部は、日本記者クラブ企画委員4人による代表質問。(約85分)
日本記者クラブが主催する党首討論会は1990年から国政選挙のたびに行われている。2010年の参院選に続き、2012年衆院選は12回目の討論会。
総合司会 川戸惠子(TBSテレビ)、第一部司会 神志名泰裕(NHK)
代表質問 実哲也(日本経済新聞)、倉重篤郎(毎日新聞)、橋本五郎(読売新聞)、星浩(朝日新聞)
いずれも日本記者クラブ企画委員

ニコ動の党首討論を見て思ったこと

昨日は、衆院解散後、10党の党首が一同に集まり、ニコニコ動画で党首討論が行われた。民主、自民、日本未来の党、公明、共産、みんな、社民、新党大地、国民新、新党日本の各党首が参加した。日本維新の会と新党改革は予定がつかないという理由で欠席。

党首討論の主なテーマは、消費増税と原発だった。



日本未来の党の嘉田由紀子代表は、ベテランの政治家に囲まれて全くひけをとらない議論を展開されていた。とても落ち着いた口調で、聞き取りやすく、好感が持てた。

今日の多くのブログでも触れられているが、嘉田代表は、「これまで、小沢さんを利用した人は、自分のために利用したかも知れません。私は小沢さんの力を、日本の政策実現、未来のために使わせていただきます(キリッ)」と語った。

新党日本の田中康夫ちゃんも、これまでのフニャフニャした話し方から、とてもしっかりとした話し方に変わり、頭脳明晰さがでていて頼もしかった。

新党大地の鈴木宗男氏も何度も野田に食い下がって抗議し、国民の怒りを代弁してくれた。社民党の福島瑞穂タンや共産党の志位和夫委員長も康夫ちゃんと共に野田を批判したが、野田は、彼らの疑問にはほとんど答えずに話しをずらした。

あれだけ多くの国民が大飯原発の再稼動に反対して、官邸前抗議を行ったにもかかわらず、彼らの声を単なる「うるさい音」としか認知できなかった野田は、「国民のみなさんの意志は、原発を止めることだと理解しております。ですから、30年代に原発を廃止するように一生懸命に取り組んでまいります。」などと嘘で塗り固められた正論に聞こえるようなことをぬけぬけと語り、実際は原発推進なのに、まるで脱原発のような発言をしていた。全く信用できない男である。

少し不安になったのは、自民党の安倍晋三総裁だった。発言中にときどき、間があいたり、目が宙を泳いだり、何年か前の弱々しい首相のイメージが重なった。

しかし、1度に10党の党首が揃うということは、それだけさまざまな意見があり、見ているほうにとってはどの党に投票したらいいか、迷ってしまう原因になるのではないかと思った。

原発については、ほとんどの党が、統計などによって、国民の80%以上が反対しているのを知っているので、原発をすぐに止めるなどと言っているが、国民は、どの党が口先だけではなく、実行力があるのか、しっかりと見極めた上で、投票しなくてはならない。

ニコ動主催党首討論会の書き起こしは、ニコニコニュースをご参考まで。


ネット党首討論会(2012年11月29日)全文書き起こし(1/4) オープニング~テーマ「我が党が伝えたいこと」


次は、30日に日本記者クラブで開かれた党首討論について書こうと思う。

IWJの岩上氏が小出先生にインタビュー

たね蒔きジャーナルがなくなってから、小出裕章氏の声をお聞きする機会もめっきり少なくなってしまったが、IWJの岩上さんが、久しぶりに小出氏のインタビューをアップして下さった。たね蒔きジャーナルに代わる新しい番組のこと、大嫌いな政治のことなど、普段はあまり聞けない話を聞かせていただきた。

「私がなぜ政治嫌いかといえば 橋下さんのような方が政治家だから。 ポリシーも何もない 自分より強い石原さんがいれば頭を下げ原発も捨て すりよってしまう」

小出裕章 (京大助教) 非公式まとめより


Video streaming by Ustream

【動画】http://www.ustream.tv/recorded/273631493:51~ iwakamiyasumi (75:22)
※動画自体を貼り付けられない設定でしたので、リンクのみご紹介します。
【内容】●たね蒔きジャーナルについて。
●来年1月から新ラジオ番組立ち上げについて。
●福島第一3号機床から、4780ミリシーベルト。
●チェルノブイリの時の事故収束(石棺)よりも、福島第一の方がずっと困難。
●使用済み燃料プールに沈んでる燃料取り出し。
●溶け落ちた燃料もつかみ出すことはできない。
●4号機問題だけが強調され過ぎなのか?
●4号機だけが宙吊り状態。
●再稼動した大飯原発の下を走っている活断層について。
●脱原発、総選挙について。
●橋下徹をどのように評価しているのか?
●石原慎太郎の核保有、原発維持存続をどのように評価するか?
●自民党の姿勢をどうみるか?
●日本国憲法に戻ればいい。
●小沢一郎を政治家をどのようにみているか?
●ドイツ脱原発は良いことなのか、悪いことなのか。
●日本の原発離脱をアメリカはなぜ許さないのか。
●原発を抱え込んできた社会のあり方に対して、どうしたらいいのか。

政治全体が腐っていた中で、「原発をやめよう」ということを旗印にしてくれた嘉田さんを応援したいと思うと言ってくださった。政治不信で、石原、橋下、小沢氏など強い人がお嫌いな小出先生なので、嘉田さんを応援することが「日本未来の党」を応援することになるかどうかは、わからないが、好意的に受け止められているということだけは言えると思う。

Thursday, November 29, 2012

大阪で100トンの震災がれき焼却

選挙戦にかまけている間に、大阪市で震災がれきの試験焼却が始まってしまった。11月29日から30日まで100トンのがれきを27時間ぶっ続けで燃やすそうだ。今、大阪には福島や東京から逃げてきた人がたくさん暮らしている。なぜ、人口が集中する大都市で、がれきを燃やすのか理解に苦しむ。もちろん、この市の残虐行為に対して、市民は満身の抗議をしている。

これをカネ目当てで認可した橋下は、市民の怒りと怨念を受け止め次期選挙で逆風が吹くのを覚悟せねばならない。

大阪瓦礫焼却に満身の抗議 2012/11/13此花区民センター

すでに読まれた方も多いと思うが、石田壱成さんがこの情報をいち早くブログにアップしてくださったので、転載させていただきたい。どうか、大阪にお住まいのみなさまはくれぐれもお気をつけ下さい。

参考記事:

焼却なうテーマ:エコロジー

久しぶりの更新です。
急いでいるので、乱文になってしまいますが、ご容赦ください。
大阪市で震災がれきの試験焼却が始まっています。
日付けでいうと、今日11/29の午前9時から11/30 午後0時まで、震災がれき100トンを27時間ぶっ通しで燃やし続けるとのことです。
西日本の放射能汚染を考えると絶対にやめてほしかったところですが、市は燃やしてしまう様なので、今はとにかく関西の方たちには、内部被曝と外部被ばく両方に気をつけてほしいと思っています。
東日本から被ばくを逃れるために関西へ避難した方も大勢います。
これを聞いて、怒りと不安に震える思いでいらっしゃる地元の方々も沢山いらっしゃる事でしょう。
とても悔しいし、残念ですが感情に引っ張られていても、今は建設的ではないので、先ずは防御することを最優先に考えてもらえたら本当に有難いです。むしろ、今日~明日ばかりは僕からのお願いとして聞いてやってください。
実際に、どれ位の放射性物質が関西にどのように飛散するかは、まだわかりません。
ただ、がれきには放射性物質のほかに有毒物質が含まれているので
念のため、特にお子さんのいらっしゃる方、妊娠中の方は特にここ数日間は
面倒ですが、気にかけてくださればと心から思います。
無用な被ばくを避けるためです。
まずは、可能であれば出来るだけ外出は避けてください。
もし、お手元に放射線測定器(ガイガーカウンター)をお持ちであれば、
お住まいの室内の線量を測ってみてください。出来るだけあちこちを
測ることをお勧めします。リビング、寝室、子ども部屋、玄関先など、
同じ家のなかでも放射線量はだいぶ異なります。
明らかに数値が上がる様であれば、窓にガムテープなどで目張りを。
目安としてですが0.2マイクロシーベルトを越える様でしたら、相当に高い線量ですので即座に外気を室内に取り入れない様に工夫してください。
測定器をお持ちでない方に、どうしろという事は出来ませんが、
僕でしたら、大袈裟と思われようがどうしようが徹底的に出来ることを
全部します。同意いただけたら有難く思います。
ほんとうに面倒くさい作業ですし、ストレスも伴いますが、
ここ数日間、何とか我慢していただいてお子さんやご自身、ご家族の健康を
守ってください。この数日間気をつけていただくだけで、だいぶ違うと思います。
取れる手段は、例えばマンションであれば、24時間換気スイッチをオフにするなどです。窓に目張りをしてしまうのが一番手っ取り早い方法です。
これはそれぞれお住まいの住居のタイプによって異なるので、
いかに外気を室内に取りこまない様に出来るかを考えて頂けたら幸いです。
洗濯物はもちろん部屋干しを。
外出時にはマスクを。ただ、先も書きましたが、震災がれきには放射性物質のほかに、アスベストなど猛毒の物質も含まれているため、市販の簡易マスクでは
防御しきれないと思います。
出来れば、N95マスクなど業務用の防御率の高いマスクをお勧めします。
お近くのホームセンターで市販されている筈です。
簡易マスクしか手元にない様であれば、マスクを二枚重ねて使ってください。
そのときにティッシュペーパーを水で濡らしてマスクの内側に入れて口元に当ててくれれば、水分は放射性物質を通しづらい特性があるので、効果があります。
これは呼吸による内部被曝を防ぐためです。
目からも外部被ばくしてしまいますので、ゴーグルや大きめのサングラスを
着用することも効果的です。花粉対策用の眼鏡でも大丈夫です。
帽子を被って髪の毛をガード、なるべく肌を露出させないように心がけて
ください。
風向きにも充分に注意してくだされば幸いです。刻々と変化するものなので、
気象庁のHPなどをチェックして場合によっては屋内に退避する、可能であれば帰宅する、などの対策をとってください。なかなか周囲の同意を得られないケースが多いと思います。ですが、そこは踏ん張って、再度になりますが余計な被ばくを避けて、どうか5年後、10年後もご健康でいてください。
その他にも外出後にしたいことなど、気にしたいことは沢山あります。
こちらのサイトさまがわかりやすくイラスト付きで説明してくださって
いますので、ぜひご覧になってください。風向き、福島第一原発からの
放射性物質拡散予測など、ほかにも有益な情報が更新され続けています。
nanohana
http://nanohana.me/?page_id=5358
こちらは大阪市の試験焼却に対して警告を発していらっしゃる方々のサイトです。
こと細かに対応策を記して下さっていますので、近隣の方には参考になると思います。宜しければ、こちらもチェックしてみてください。
大阪おかんの会のブログ
http://ameblo.jp/osakaokan2012/entry-11410783883.html
久しぶりの更新なのに物々しい文章になってしまいました。
ごめんなさい。
上記とは全く関係ありませんが、今日か明日に発売の女性週刊誌に僕の恋愛についての記事が載る様です。先日芸能記者の方に直撃インタビューを受け、誠意をもって答えさせていただきました。おそらくは父と義母の間に男子が生まれ、僕にとっては新しく弟が出来たことに付随しての、僕の恋愛関係の記事の様ですが詳しいことはわかりません。
個人的な気持ちをハッキリ言いますと、日本では僕の恋愛事情など本当にどうだっていい位の出来事が今現在進行形で起こっています。
いま、日本は原子力緊急事態宣言の発令中です。
東日本大震災直後に発令されたまま、現在も解除されていません。
福島第一原発事故の収束にはあと何十年かかるかもわかりません。
東京電力は事故収束の工程表に「これから10年かけて溶け落ちた核燃料を回収する技術を開発する」と記したようです。
ということは、溶け落ちた燃料を回収する技術をもっていないということになりますから、まさに人類史上初、前人未到の領域だという事です。
さらに、面倒なのがこれらの破壊されている原子炉の近くの放射線レベルは人が近づけないほどの線量で、作業用ロボットですらあまりの放射線量にまともに動かなくなるということが報告されている事からも、事態の深刻さがうかがえます。
原子炉一機が炉心溶融を起こした、チェルノブイリ原発事故ともタイプが全く異なります。
福島第一原発では、三つの原子炉が地震や津波で破壊され、炉心溶融を起こしました。
この壊れた原子炉からは放射性物質がもくもくと大気中に吐き出され、汚染水が溜まり続けて、向こう数十年、周囲の環境を破壊し続けます。
加えて、同原子力発電所の四号機が倒壊寸前だという事も特に海外で重要視されています。
地震活動期の真っ只中、このとてつもない状況が今の日本に『ある』ということを先ず、再度認識していただけたらと切に願います。
事故は何一つ、収束していません。
先ほど、弟について少し触れましたが、きっと彼が大人になる頃には、
今よりも遥かに厳しく困難な時代が待ち受けているだろうと思うと、ほんとうに心苦しくなります。
彼らの世代のために今自分は何をすべきか、何を残して死んでいくべきなのか、どれだけをやってバトンタッチ出来るのだろうか、がんばらなければ、と思います。
少しでもましな日本にするために、微力過ぎるけど僕も一人の人間として、
出来ることを地道にやって行きたいとひしひしと感じています。
話しがだいぶ逸れました、大阪そして関西の皆様、どうか
少しでも意識をもって対策をしてくだされば有難く思います。
読んで下さって、ありがとう。
愛ある日々を。
壱成


20121106 (火) 緊急!がれき 橋下徹 大抗議 in 大阪市役所

Wednesday, November 28, 2012

WSJ投票で『日本未来の党』に期待するが64%、期待しないが36%

ウォール・ストリート・ジャーナルが、「【投票】“卒原発”の「日本未来の党」に期待する?」というアンケートを行っている。

今のところ投票数合計は5452票で、期待するが、3475票、期待しないが1978票で、期待するが64%、期待しないが36%となっている。保守系のメディアであるWSJで、まだマニフェストも発表されていない結成されたばかりの『日本未来の党』に期待する人が期待しない人の約2倍もいるというのは、驚くべきことだと思う。

今、日本で最も大きな問題となっている日本政府の原発事故後の処理に危機感を持った人たちの、「原発を無くしたい」という願いが、この新党への期待となって集結されている証拠だ。

『日本未来の党』への合流は、誰にとっても驚きであったようで、このアンケート記事に対するコメント欄での反応がすごいことになっている。現時点で、コメント総数は177件。

政治状況が混沌としていた中で、投票する政党がなかったが、やっと脱(卒?)原発を唱える『日本未来の党』に投票することに決めることができて、嬉しいというコメントがいくつかあり、やはり、『日本未来の党』はかなりの得票数を集めそうだ。

しかし、中には、もちろん小沢氏をバッシングする皮肉たっぷりのコメントもあった。

嘉田さんが脱原発を掲げる新党立上げを検討というニュースを聞いて、これでやっと投票したい政党が出てきたと、涙が出そうなぐらい嬉しかったのですが、そこになんとあの小沢氏+そのシンパが合流すると聞いて心底がっかり。おまけにあの亀井氏やら河村氏やらも合流するですと。。。
せっかく純粋な社会運動の専門家が作った政党が、落ち目の政治家の救済手段になるなら残念。どうせ小沢派ほかの面々は、原発問題より票目当てで「脱原発」と言ってるだけなんだから。
しかし小沢氏は、どうやら放射性物質が苦手らしいと聞くので、実は本気で原発に反対しているのかも?
こういう人は、もちろん自民党や維新の会の支持者なんだろうね。なにが、落ち目の政治家か。落ち目と言ったら、野田、安倍、石原、橋下だろうに・・・・。しかし、大手メディアがあれだけ小沢氏の人格攻撃をしたせいで、無罪になった今でも小沢氏はきっと悪い政治家だと思いこんでいる人がどれだけ多くいることか。ほとんど自分では何も調べずに、ただ大手メディアが言うことだけを信じている人にとっては、小沢氏は悪の象徴なのであろう。大手メディアの洗脳は恐ろしいものだ。

このように、小沢氏をいまだにグレーとかクロだとか思っている方は、森ゆうこ氏がわかりやすく執筆した小沢X森特別対談だけでも読んでいただけると、おおざっぱな事情がわかると思う。


非常に残念なのは、『日本未来の党』の議員でさえ、小沢色をなくそうとしていることだ。小沢氏に言われてやっているならわかるが、そうでなければ、とんでもないことだ。同じ政党の議員であるのに、小沢氏がどれだけ多くの支持者から信頼されているか全く知らないとしたら、悲しい。

以下に、大手メディアの『日本未来の党』結党についての社説を集めてみたが、ピンからキリまでさまざまだ。

読売は、創設者が日本にもたらした原発が廃炉の危機感にさらされてか、くやしまぎれのかなり否定的な社説になっている。読売にとって、原発廃止を唱える強力な新党の結成は、さぞ、悔しいことだろう(笑)。

Tuesday, November 27, 2012

Diamond Onlineの世論調査でも元『国民の生活が第一』が支持率No.1

前回は、『Yahoo!Japan』のみんなの政治のアンケートについて書いたが、『Diamond Online』が11月20日から22日に独自のアンケート調査を実施した結果、『国民の生活が第一』が再び支持率1位になったそうだ。


又、誰が次期首相にふさわしいかという設問では、なぜか安倍がトップとなっているが、2位が小沢一郎氏となっている。通常は、現在の首相がもっともイメージしやすいので、1位になるべきだが、よほど国民に嫌われているのか、野田は小沢氏に約10%も差をつけられての3位に成り下がっている。石原シナ太郎にいたっては、その他の多数の次で5位、橋下はその下の6位となっている。やはり、石原、橋下人気は、単に大手メディアによって作られた幻影と言えよう。


参考記事:

【集中連載】DOL独自アンケート調査(11月20日~22日実施)解党決めた「国民の生活が第一」が支持率1位に背景には“脱原発”と“維新への不信感”か



このアンケートを実施したときから、政治状況は変わり、『国民の生活が第一』は27日夕、常任幹事会を開き、滋賀県の嘉田由紀子知事が結成する『日本未来の党』に合流する方針を決めた。

もし、小沢一郎氏が私利私欲に凝り固まった政治家だったら、絶対にできなかっただろう。日本国民の未来、日本の子供達のために、私利私欲を捨て、「脱(卒?)原発」をめざすからこそできた至難の業だと思う。個人的には、私たち日本人の宝である子供達の未来のため、原発を日本からなくすことを目的とした党が一つにまとまって大きくなるのは、大賛成だ。

これで、今、日本の国民が政府に最も期待する『脱原発』を争点に闘う『日本未来の党』への支持率はどんどん高まるだろう。日本を原発地獄から救おうとしている小沢一郎氏ら元『国民の生活が第一』の議員のみなさまには、『日本未来の党』の中心的存在としてがんばっていただきたい。

そして、無事政権を取得した暁には、小沢一郎氏が党首に納まれば、小沢総理が誕生する。日本でオリーブの木構想を実現させようとする『日本未来の党』を心から応援したい。

関連記事:

一大勢力に!?嘉田新党と小沢氏合流

滋賀県の嘉田由紀子知事(62)が27日、大津市内で記者会見し、新党「日本未来の党」設立の意思を表明した。これで石原慎太郎代表(80)橋下徹代表代行(43)の「日本維新の会」を中心とした第三極の二分化が決定的になった。嘉田氏は新党代表に就き、「卒原発」を軸とした基本政策への賛同者を募集。小沢一郎代表(70)の「国民の生活が第一」は解党して新党に合流を決めた。「みどりの風」「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」(河村たかし共同代表)なども合流方向。新興一大勢力となりそうだ。
衆院選公示日まで1週間と迫る中、嘉田知事が立ち上がった。新党「日本未来の党」の結成表明が、橋下氏らの日本維新の会を中心とした第三極勢力の構図を大きく動かした。
嘉田知事 エネルギー問題で(石原氏と合流した)橋下さんとも異なるところが出てきましたので、論戦して日本の未来のために向かいたい。
嘉田氏はかつて関西広域連合で脱原発へ向けて橋下氏と共闘。脱中央集権への考え方も一致していた。しかし、関西電力大飯原発(福井県)の再稼働に待ったをかけられず、容認した経緯がある。今回は脱原発色を薄めた橋下氏への失望感を示し「今のままだと選ぶ政党がない」と、ここ数日で新党結成へ動いた経緯を語った。
その橋下氏からはこの日朝、直接メールをもらったといい「新党党首になるべきです。大いに論戦して、地方から声を上げていきましょう。僕らは次世代の捨て石になりましょう」と記されていたという。
昨日の友は今日の敵だ。嘉田氏は「橋下氏と共闘してきた4年の成果を出したい」とも話し、新党の理念にする「びわこ宣言」と基本政策「未来をつくる政治の結集軸」を発表。段階的に原発依存から脱却する「卒原発」のほか、消費税増税前の徹底的な無駄排除、地域中心の行政を実現する「脱官僚」などが柱。政策への賛同者を募り候補者を擁立する。
現状では小選挙区での候補者擁立、生活などとの比例での統一名簿についても「『この指止まれ』方式で、まだ今、呼びかけたばかりなので何も決まっていない」というが、この日午後、生活側も合流する方針を決めた。賛同者が続々と名乗りをあげた。
嘉田新党の理念に、京セラ創業者で日本航空を再建させた財界のトップ稲盛和夫、坂本龍一、菅原文太、鳥越俊太郎、茂木健一郎各氏ら著名人が賛同。一時、日本維新代表代行の橋下市長の脱原発路線を支えた環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長が代表代行に就く。菅原から「日本の(ドイツで脱原発を進めた女性首相)メルケルになって」とエールも届いた。嘉田氏は知事職のまま新党代表に就き、衆院選には立候補しない。【村上久美子】

Sunday, November 25, 2012

ネットと大手メディアの世論調査の差が激しすぎるのはなぜ?

次期衆院選でどの政党に投票するかを問うネットの世論調査と大手メディアの世論調査の結果の差が激しすぎる。まずは、Yahoo!みんなの政治アンケートをご覧いただきたい。

いまのところ、投票数合計が1万4千61票でコメント数が1200件。Yahoo!Japan IDがあれば誰でも投票できるアンケートだ。比例区でどの政党に投票するかという質問に対して約83%の人が決まっていると答えている。このことからも、このアンケートに答えた人たちは、政治や選挙に関心が高い人々と言えよう。

そして、回答者の支持する政党の支持率が高い順の結果は、下記の通り:

1位 『国民の生活が第一』 45%
2位 『自民党』 19%
3位 支持政党なし 18%
4位 『維新』 +『たちあがれ日本』 5%
5位 『みんな』 3%
5位 『民主党』 3%
6位 『公明』 2%
7位 『共産』 2% 
8位 『社民』 1%
9位 その他 1% 
10位 『きづな』 0%
11位 『国民』 0%
11位 『減税』 0%
11位 『大地』 0%
11位 『改革』 0%
11位 『日本』 0%

Yahoo!みんなの政治アンケート

投票結果

実施中衆議院が解散し事実上の選挙戦がスタート。政党が乱立する乱立する状況ですが、比例区でどの政党に投票するか決まっている? (2012年11月18日~)
キーワード:なし | コメント数:1200件

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計 14061 票
決まっている  83%11638 票
ある程度は決まっている  12%1673 票
決まっていない  5%750 票
回答者の支持する政党の割合
 民主(3%)
 自民(19%)
 生活(45%)
 公明(2%)
 共産(2%)
 みんな(3%)
 社民(1%)
 維新(4%)
 きづな(0%)
 国民(0%)
 減税(0%)
 大地(0%)
 たち日(1%)
 改革(0%)
 日本(0%)
 その他(1%)
 なし(18%)
年代別
10代 0%
20代  5%
30代  16%
40代  29%
50代  26%
60代  20%
70代以上  5%
居住地域
4%
6%
44%
5%
9%
16%
7%
8%
1%
北海道東北関東信越・北陸東海近畿中国・四国九州・沖縄海外・他
性別
84%
16%
職業別
正社員  29%
公務員  4%
会社役員・経営者  12%
自営業・自由業  20%
農林漁業  1%
派遣・契約社員  3%
パート・アルバイト  4%
学生  2%
専業主婦  6%
無職  12%
その他  7%

                   この投票に回答する


次にお腹を抱えて笑ってしまうような『新報道2001』のアンケート調査の結果。

日本のリーダーにふさわしいのは誰かという質問の答えの第一位が15%で石原シナ太郎だという時点で、かなり偏見に満ち溢れた調査だということがわかる。それも、回答者が都内に住むたったの500人だというのだから、とても世論調査と呼ぶには回答者が少なすぎ、偏りすぎている。恐らく、都庁や自衛隊で働く一部の右翼団体のみを対象とした調査だったに違いない。つまり、ほとんど信用性に欠けるということだ。



今週の新報道2001調査より


(11月22日調査・11月25日放送/フジテレビ)
日本のリーダーにふさわしいのは誰だと思いますか。
石原慎太郎(日本維新の会) 15.0%
【問1】次の総選挙の比例で投票したい政党はどこですか。
民主党13.2%(↑)新党大地・真民主0.0%(―)
自民党24.0%(↑)国民の生活が第一0.8%(↓)
公明党3.8%(↓)日本維新の会10.2%(↑)
共産党2.4%(↑)減税日本0.2%
社民党0.0%(―)みどりの風0.0%(―)
国民新党0.6%(↑)無所属・その他1.6%
新党日本0.0%(―)棄権する1.6%
みんなの党1.4%(↓)(まだきめていない)40.2%
新党改革0.0%(―)
【問2】あなたは野田内閣を支持しますか。
支持する27.6%
支持しない66.6%
(その他・わからない)5.8%
【問3】次期衆議院選挙後の政権は、どういう枠組みが良いと思いますか
民主党単独または民主党中心の政権10.8%
自民党単独または自民党中心の政権28.2%
民主党と自民党の大連立政権20.0%
日本維新の会やみんなの党などいわゆる「第三極」中心の政権26.0%
(その他・わからない)15.0%
【問4】日本のリーダーにふさわしいのは誰だと思いますか。(五十音順)
安倍晋三(自民党)12.0%
石破 茂(自民党)12.2%
石原慎太郎(日本維新の会)15.0%
岡田克也(民主党) 3.0%
小沢一郎(国民の生活が第一)5.0%
野田佳彦(民主党)12.2%
橋下徹(日本維新の会)12.8%
細野豪志(民主党)1.8%
前原誠司(民主党)2.4%
(その他・わからない)23.6%
【問5】人口減少や高齢化が加速する中、現行の社会保障制度の持続危機が指摘されています。 制度改革を行うにあたり、あなたは、今後どの世代の負担を最も増やすべきだと思いますか。
既に引退した高齢者世代17.6%
現在納税している現役世代20.6%
これから納税する将来世代10.2%
全世代均等42.6%
(その他・わからない)9.0%
首都圏の成人男女500人を対象に電話調査


大手メディアはこのようなデタラメな結果を出していると、実際の選挙の結果との差が大きく、ますます国民の信頼を失うばかりだと思うのだが、いったいどういうつもりなのか。いいかげん、国民を馬鹿にするにもほどがあると思うのだが・・・・。


しかし、メディア側にとっては、信頼を失っても情報操作をして、国民をなんとか騙せれば本望だと思っているのだろう。メディアが狙うのは、支持政党がない無党派の有権者だ。政治に無関心で無党派の有権者は、選挙にも行かないかもしれないが、こういった大手メディアの世論調査に騙されやすい。無党派層は、世論調査で最も支持の高い政党に入れる傾向があると思う。

私がブログを始めた頃よりはだいぶ政治に興味を持つ人が増えたとはいえ、まだまだ日本人は、政治に無関心な人が多いような気がする。だから、原発がいつまでたってもなくならないのだ。

今落ち込んでいる雇用状況や日本の経済を立て直す為には、古い官僚政治に戻るのではなく、新しい国民主権政治を始めなければならない。その基本は、まずは、原発を止め、国民の健康を思いやること。そして、原発を止め、新しい自然エネルギー対策を進めれば、自然と新しい職も増え、雇用状況や日本経済も回復していくのではないか。雇用が増えるに伴って、消費税をあげなくとも、国に納める所得税の増収が見込まれる。そうすれば、増税の必要もないのだ。

日本の明るい未来は、新しい政治によって導かれる。政権交代のとき、あのようなことがあり、政治不信の人も多いとは思うが、もう一度、小沢一郎率いる『国民の生活が第一』にチャンスを与えてみてはどうだろうか。