Monday, February 4, 2013

麻生太郎のスポンサー、久保村広子を逮捕:りそなから40億円詐取容疑で

麻生太郎がまだ総理になる前の2008年8月末にも、彼のスポンサーである「ヤマト樹脂光学」(08年8月に破産)の元社長の久保村広子容疑者(79)が、国立病院発注の医療機器納入をめぐる汚職やコンタクトレンズ消毒液の期限偽装が発覚して逮捕されたことが話題になった。

参考記事:麻生太郎が献金を受け取っていた「ヤマト樹脂光学」の久保村広子社長が汚職で逮捕

今度は、この麻生太郎のスポンサーが、りそな銀行から40億円を騙し取った詐欺容疑で2月1日に再び逮捕されたそうだ。警察は、同じ手口でその他の銀行からも1100億円を騙し取ったと見ている。

麻生の政治資金団体は、95年から08年までの13年間、ヤマト社から総額430万円の献金をもらっていたという。つまり、久保村広子容疑者は、銀行から騙し取ったカネを麻生に献金していたことになる。

一国の財務大臣の政治資金団体が、ダーティーなカネを献金されて、それを受け取っていたとしたら、海外だったら、とっくに辞任を余儀なくされているだろう。それなのに、日本では、元首相、吉田茂の孫であり、又、安倍晋三のお友達ということで、特別視され、大手メディアもことごとく批判を避けているようだ。

このような漫画ばかり読んで、漢字が読めないような男が、ダーティな献金を喜んでもらう財務大臣であることを私たち日本人は恥じなければならない。


【政治・経済】



日刊ゲンダイ 2013年2月2日 掲載

政治献金430万円

スキャンダルを蒸し返され、麻生財務相は今ごろ苦虫を噛み潰していることだろう。
1日、りそな銀行から40億円を騙(だま)し取った医療機器販売会社の元社長の女が詐欺容疑で逮捕された。この会社、長年にわたって麻生に献金してきたスポンサー。両者はズブズブの関係だったのだ。
女は「ヤマト樹脂光学」(東京都千代田区・08年8月に破産)の元社長・久保村広子容疑者(79)。ヤマト社が東京地裁に破産の申し立てを申請する直前の08年2~3月、ニセの売掛債権を担保として、融資金名目で、りそなからカネを騙し取っていた疑いがもたれている。

警察は、同じ手口で他の銀行からもカネを騙し取っていたとみていて、その額は1100億円にのぼるという。
「麻生さんの政治資金団体は、95年から08年までの13年間、ヤマト社から総額430万円の献金をもらっていました。時期を考えれば、銀行から騙し取ったカネの一部が献金にも回っていたということになります。ヤマト社は08年に破産していますが、その年も献金していたわけですね」(永田町関係者)
久保村は08年にも、国立病院発注の医療機器納入をめぐる汚職で逮捕されている。当時、麻生は自民党幹事長。贈賄企業がスポンサーということで大騒ぎになった。
「ヤマト社は贈賄だけでなく、コンタクトレンズ消毒液の期限偽装や売り上げの粉飾もやっていた問題企業でした。それなのに麻生さんは、献金をもらうどころかヤマト社のパーティーに自ら出向き、『堅実な商売をしている久保村さんの仕事にお力を賜りますように』などと持ち上げ、ベタ褒めしていたのです」(前出の永田町関係者)
麻生は先月、「俺はさっさと死ぬ」と延命治療を否定する発言をして物議を醸し、撤回させられている。失言にスキャンダル……。安倍政権崩壊の引き金を引くのは、やっぱりこの男なんじゃないか。

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