Thursday, July 4, 2013

ジェラルド・カーティス、中野晃一が参院選を予測

今回の参院選ほど結果が見えている選挙がいまだかつてあっただろうか。ジェラルド・カーティスのようなCIAの情報提供者が我が物顔をして参院選やその後の情勢を予測し、「日米同盟をおろそかにする総理は生き残れない」「(米国を日本と同等に扱う)小沢一郎の政治生命は終わった」などと語り、日本が米国の属国であることを日本国民に再確認させる。日本も堕ちたものである。

IWJが、2013年7月1日(月)13時から、東京・有楽町で行われた日本外国特派員協会主催「ジェラルド・カーティス コロンビア大学政治学教授&中野晃一 上智大学教授 記者会見」(全て英語)の動画とその意訳(といってもとても詳しくて長い)をアップして下さった。

ジャパン・ハンドラーが来る参院選をどのように予測し、又、実際その予測どおりになるのかどうかは、大いに注目に値すると思う。なぜなら、もし、その通りになれば、日本は米国の属国であることが証明されるからだ。

IWJ Independent Web Journal
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/87931

2013/07/01 「日米同盟をおろそかにする総理は生き残れない」「歴史問題には『ノーコメント』で十分」 ジェラルド・カーティス氏(コロンビア大教授)、参院選後の情勢を予測 ~FCCJ主催 記者会見

(前略)

参議院選挙については、これまでのどの選挙よりも予測が簡単であり、政権を担うような支持を得ている野党は一つもないことから、自民党の大勝利以外にはあり得ないと主張した。自民党と公明党で、非改選議席は併せて59議席であり、過半数獲得には63議席以上必要であるが、公明党の11候補者はおそらくほぼ全員当選するので、自民党は53議席程度獲得すればよく、それは容易に達成できるだろうと解説した。

一方、憲法改正に必要な3分の2以上の議席を獲得できるかどうかに関しては、自民党の候補者78人、公明党の候補者11人が全員当選したとしても、非改選議席と併せて148議席にしかならず、3分の2である162議席には届かないので不可能であると分析。同じく改憲推進の維新の会はおそらく大敗するだろうから、3分の2の獲得は問題とならないと指摘した。

参院選後の見通しについては、第一に連立与党の勝利によってねじれ国会が解消され、安倍総理は気分を良くするだろうが、彼が望んでいる改憲や戦後レジームの脱却はすぐにはできないだろうと語った。

(後略)

IWJの記事は、掲載期間終了後は、会員限定記事となってしまうそうなので、お早めにご一読されることをお勧めする。

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