Sunday, December 16, 2012

第46回衆院選挙は、民意とかけ離れた不正選挙だった可能性が大きい

昨日の第46回衆院選挙の結果に落胆している人も多いと思う。しかし、今回の選挙ほど、不正選挙の臭いがプンプンした選挙はこれまでなかった。

1.実際に投票した人とメディアの投票率の差

まずは、Twitterで投票場で長い行列ができ、みんながこんなに多くの人が投票するのはみたことがないとささやいていたにもかかわらず、メディアが発表した最終投票率は59%と、とても低かった。

「投票率低調」報道の一方で、なぜか「投票所に今までにない行列ができている」という声が多数

2.大手メディアによる選挙妨害

すでに一定の組織票のある自公政権にとって、投票率の増加で他党の票が増えるのは望ましくない。だから、メディアを使って投票前から自公圧勝の報道を流し、有権者に「もう結果がわかっているのなら、投票にいってもしかたがない」という投票回避の気持ちを芽生えさせた。又、投票日には、投票場を早く閉めて、投票率を低下させるという選挙妨害を行ったのは明らかである。

3.選挙前から結果がわかっていた

選挙の結果が、メディアが報道していた通りとなった。なぜ、選挙前から、結果がここまで正確に予測できたのか。又、時事通信では、不正アクセスによって、投票日前に選挙の結果が公表されたという噂もある。もし、これが本当だったら、民意が全く選挙の結果に反映されない不正選挙が行われた可能性がある。
時事通信に不正アクセス、衆院選用リハ内容流出
読売新聞 12月14日(金)1時50分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-00000139-yom-soci
時事通信社(本社・東京都中央区)が衆院選に向けて試験的に作成した開票結果が、インターネット掲示板で一時、閲覧できる状態になっていたことが13日、わかった。
同社によると、社内システムが不正アクセスされ、11日に衆院選のリハーサル用として作成したテストページのアドレスが12日夜、2ちゃんねる上に投稿された。実在の候補者名と仮の得票数が記載されていたという。外部からの指摘で流出に気づき、13日昼にページを削除した。
最終更新:12月14日(金)1時50分
もちろん、不正アクセスがなければ、ニュースにならなかったであろう。このニュースでは、リハーサル用としているが、なぜ、リハーサルなどする必要があるのだろうか。実際は、本番用だったに違いない。選挙実施前から結果のわかっている選挙なんて、あまりにも国民を馬鹿にしすぎているではないか。日本は民主主義からかけ離れた独裁国家である。

4.ある党名を投票先選択リストから除く

さらに、長野県南牧村の投票所では、投票用紙記入台に掲示した比例代表の表に「日本未来の党」が記載されないミスがあったことも判明している。

ANNニュース 12月17日
南牧村によりますと、村内7カ所の投票所のうち5カ所で、「日本未来の党」が記載されていない表が投票用紙記入台に掲示されていました。県選挙管理委員会によりますと、掲示する表の原本は県選管が各市町村に配布していましたが、南牧村はこの表を使わず、村の選管が作ったものを掲示していました。日本未来の党が記載されていないことに気づき、16日午前10時半までにすべての投票所で新しい表に取り替えました。県選管は17日、村の選管に「経過報告」を求めることにしています。
5.原発、TPP、増税を訴える議員や党だけが高い得票率

今回の選挙では、原子力村、米国、財務省など霞ヶ関の意向でもある原発促進、TPP、増税に反対した議員や政党はことごとく落とされた。官邸前であれだけ多くの国民が長期間に渡って訴えた反原発はメディアが報道しているように衆院選の争点にならなかったのではなく、争点から意図的に消されたのだ。TPP、増税もしかり。

こんな選挙が正当でありえるはずがない。 これはあくまでも私の推測だが、おそらく、最終集計で未来の党への票が捨てられるか、パソコンのソフトで削除され、全体の投票率を少なく偽装することによってつじつまを合わせたのではないか。

都知事選にしても、公明党、日本維新の会支持、自由民主党支援の猪瀬直樹が、歴代都知事選の最高得票数で当選したというのも、納得がいかない。

とにかく、今回の選挙は原発推進派によって主導権を握られていたとしか思えないような結果となった。又、不正が行われ、民意が反映されないのなら、選挙なんて行ってもしょうがないというようなあきらめ感を国民に抱かせるものだった。しかし、私たちは決してあきらめない。次の参院選では、不正が行われないよう、あらかじめ、民間から監視委員を置くべきだ。もっと透明な選挙が行われるよう、訴えていこう。

今日のニュースでは、衆院選について、「1票の格差」が是正されないまま実施されたのは違憲として選挙無効を求める訴訟が起こされたという報道があった。国会では議論されてはいたが、結局は時間切れということで是正されなかったのも、おかしな話だ。


衆院選無効求め提訴=「1票の格差」で広島の弁護士-午後、全国で【12衆院選】

時事 (2012/12/17-09:48)

16日投開票された衆院選について、「1票の格差」が是正されないまま実施されたのは違憲として、広島県の弁護士が17日、県選挙管理委員会を相手に選挙無効を求める訴訟を広島高裁に起こす。
原告となる金尾哲也弁護士らは、現行の衆院小選挙区の定数配分は人口に比例しておらず、選挙権の平等に反すると主張している。
衆院選の無効訴訟は、別の弁護士グループも17日午後、全国の高裁、高裁支部に
一斉に起こす予定。 
まだまだ挽回のチャンスはあるのかもしれない。


参考資料:

不正選挙 (ウィキペディア)より


不正選挙(ふせいせんきょ)とは、有権者の意向を意図的に反映させない選挙のこと。
概説 
買収供応脅迫・有力野党候補の立候補資格停止・票数の意図的な読み違えなどにより、与党候補を勝たせる選挙を指す。開発途上国では、複数政党制を標榜していても、常態化している場合が少なくない。不正選挙が常態化している国では、有力野党候補が投獄もしくは暗殺される危険性が高い。また、不正選挙が明白である場合、有権者が選挙結果に不満を持ち、事実上の独裁者を実力で打倒する場合もある。秘密投票が保障されていない不正選挙では不正が発覚することもあるが、秘密投票の場合には性質上不正があっても発覚しない。公開投票制では体制が反体制勢力を把握できるために、体制に批判的な有権者が意に反して体制側に投票する事例も出てくる。
過去の有名な不正選挙としては、1960年に実施された大韓民国大統領選挙1986年に実施されたフィリピン大統領選挙、2005年に実施されたウクライナ大統領選挙などがある。

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