Saturday, June 29, 2013

オリヴァー・ストーン監督が日本を米国の属国にたとえる

オリヴァー・ストーン監督は、自らヴェトナム戦争を体験し、その実体験に基づいて、これまでにも数々の「戦争」や「政治」をテーマにした映画をプロデュースしてきた。

今日、オリヴァー・ストーン監督の英文のインタビュー記事をフェイスブックの友人TOさんのウォールで見つけたのだが、まさに、今の日米関係の問題についてストレートに語っていたので、ぜひこのブログの読者の方に読んでいただきたいと思う。全文は後ほどリンク先を読んでいただくとして、ここではオリヴァー・ストーン監督の主張の要点だけ紹介したい。

日米関係について
  • 今の日米関係は、「腐敗」していて「胸が悪くなる」関係。現在の日米の力関係においては、日本はアメリカの気まぐれに翻弄されている。
  • 日本は米国と一緒にベッドで寝るほど仲のいい関係だが、日本には経済力があるのに政治的主権を持っていないように見える。もし日本がアメリカの利害関係から自由になることができれば、世界における確固たる地域勢力になれるはずだ。
  • マッカーサーは最初から、極東地域で共産主義を封じ込めるという米国の国益に奉仕する衛星国を作るために日本を利用した。日本は、金で買われた衛星国家とされ、その憲法は常に破られていた。
  • 米国はさらに、ヨーロッパと中東からアジア太平洋地域に重点を移す戦略において、中国を封じ込めるために日本を利用し続けている。
九条と自衛隊について
  • 憲法の破られ続けている部分とは、9条のことで、それは「理想主義的で、美しい概念」だ。9条は、「日本国民は戦争を放棄し、いかなる軍隊も保持しない」と宣言しているが、日本は、専守防衛目的であるとして「自衛隊」と呼んでいるものを保持しており、在日米軍の存在も許している。自衛隊とは何を意味するのか。あらゆる軍隊は自衛のためのものだから、日本は本質的に憲法を、9条を覆している。自衛隊が何を意味するのであれ、それを好きなように呼んでいるだけ。
今も根強く残る日本の軍国主義について
  • 日本の指導者たちの言葉遣いと行動から、日本に根強く軍国主義が続いていることが見て取れる。例えば、安倍晋三現首相と、1964年から1972年まで首相を務めた佐藤栄作元首相からもわかるように、日本には軍国主義的な感覚が多く存在し、かつての帝国が今も息づいている。
  • 安倍氏はいくつか非常に愚かな発言をした。神社について話し始め、第二次世界大戦の戦没者が祀られている神社に参拝し、韓国人や中国人に謝罪しないのは、日本にとって危険なことであり、良くないことだ。
  • ドイツ人は謝罪して前へ進んだが、日本人は、一部の人々が非常に頑固だ。
原爆について
  • 米国人は原爆が対日戦争終結を早めたからいいことだったと思っている。この問題についてよくわかっていなくても、原爆がいいことだったとして自らの道徳基準を作ってしまう。
  • 毎年、本当の神社に行くとしたら、それは広島と長崎だ。私達は、原爆投下が不必要だったことを人々に思い起こさせなければならない。


全文和訳は、Peace Philosophy Centreの下記の記事をご参考まで。

8月来日予定のオリバー・ストーン:米国の原爆投下と「超大国文化」を批判、日本に根強く残る軍国主義に懸念

    英語原文:
Oliver Stone likens Japan to U.S. vassal
Relationship said corrupt, coming at the expense of sovereignty
BY MARCIE KAGAWA KYODO JUN 15, 2013

Japan has an unhealthy relationship with the U.S. and should reclaim its “political sovereignty,” American film director Oliver Stone said in a recent interview.

A staunch anti-war critic who has directed a number of war and political films, the 66-year-old Stone called the U.S. relationship with Japan “corrupt” and “disgusting,” arguing that the current dynamics of the relationship leave the nation at the mercy of American whims.

“You (Japan) are really in bed with us (the United States) and you are in bed in a very strange way because you have economic power, but you don’t seem to have political sovereignty,” Stone said. “I believe that if the Japanese can free themselves from the U.S. interests, they would be a regional force for good in the world.”

Since the end of World War II, the United States has used Japan as a satellite country to take care of its business in Asia, Stone argued, for instance by setting up military bases in Japan to launch U.S. forces during the Vietnam War.

“From the beginning, (Gen. Douglas) MacArthur, it seems to me, set up a satellite country that would serve American interests in containing communism in the Far East. Japan was a satellite nation bought and paid for, and the Constitution was always violated,” the filmmaker said.

Stone added that the United States continues to misuse Japan to promote its interests in containing China via Washington’s strategic pivot from Europe and the Middle East to the Asia-Pacific region.

One part of the Constitution that has and continues to be violated, according to Stone, is Article 9, which he called an “idealistic, beautiful concept.”

Article 9 stipulates that the Japanese people renounce war and will maintain no military forces. But Japan maintains the Self-Defense Forces for protective purposes and also allows the presence of U.S. forces on its territory.

“I don’t know what a self-defense force means,” Stone said. “All militaries are for self-defense, so essentially you’ve subverted the Constitution, the Article 9, whatever that means, because you’ve called it whatever you want.”

Stone, who served in the U.S. Army during the Vietnam War, said he continues to see strong militarism in Japan through the rhetoric and actions of its leaders.

“It’s clear from Prime Minister (Shinzo) Abe and Prime Minister (Eisaku) Sato (1964-1972) that there’s a lot of militaristic feeling in Japan — the old empire still breathes,” he said.

“Abe has said some very stupid things and it’s dangerous for them, for Japan, to start talking about shrines and going to worship at World War II shrines and not apologize to the Koreans or Chinese. It’s not good.

“The Germans have apologized and moved on. The Japanese, for some reason, a certain portion of that population is very rigid,” Stone said.

Stone has been vocal on other bilateral issues as well, especially the use by the United States of the worlds first atomic bombs, dropped on Japan in August 1945.

“In America, you get the attitude, a blase attitude like, oh, who cares about the atomic bomb, that was 70 years ago,” he said. “But you don’t understand that it’s the founding myth of our sole superpower culture. It gives us the right to dominate the world.

 “We think of it as a good thing because it helped end the war with Japan and we’ve confused the issue, so we make our own moral code up out of that atomic bomb as a good thing.

Every year, when we go to the real shrine, it’s Hiroshima and Nagasaki. We have to remind people that it was unnecessary to drop that bomb,” he said.

This August, Stone will travel to Hiroshima and Nagasaki with American University professor Peter Kuznick to participate in the 2013 World Conference against Atomic and Hydrogen Bombs. The pair will also promote their 10-part documentary series and companion book collaboration, “Untold History of the United States,” released in 2012.


ウィキペディアより
ウィリアム・オリヴァー・ストーン(William Oliver Stone, 1946年9月15日 - )は、アメリカ合衆国映画監督映画プロデューサー脚本家
ベトナム帰還兵である自身の実体験を生かし、ベトナム戦争とそれが人間に与えた影響を描いた。敷衍して、アメリカ政府やアメリカの政治を批判した作品も多い。


彼の代表作の一つ、ヴェトナム戦争を描いた『Platoon』は、アメリカ軍による無抵抗の民間人虐殺、米兵たちの間で広がる麻薬汚染、仲間内での殺人など、現実のベトナム戦争を描き、米国だけでなく、世界中で話題となった。アメリカ国内だけで予算の20倍を超える1億3800万ドルの興行収入を記録した。

Platoon(プラトーン)-Adagio For Strings

Friday, June 28, 2013

引越し:その後



まだまだ全て片付いたわけではないが、引越しの荷解きもほぼ終了し、庭でワインを飲んでリラックスできるほどまでになった。でも、引越しは、かなりのストレスがかかるようで、食欲が増え、体重も増えてしまった。

引越し前は、新しい家に移るということで緊張と興奮状態が続いていたが、いざ引越しが終わって、荷物の整理も片付いてくると、今度は虚脱感に襲われた。ちょうど、引越しの最中に毎日通っていたフラッシュのコースも終了したことも関係しているのかもしれない。

毎日、荷物の整理ばかりしていると、あまりにも単調な仕事にあきあきし、ストレスもたまってきたので、1日何もしない日などを作ってリラックスした。そんな日には、近所を探索したり、ペットや新居の写真を撮ったりしていた。



引越し後にけっこううつ状態になる人は多いみたいで、下のサイトはけっこう参考になった。

「引っ越しうつ病」を回避する3つのヒント

引っ越し後の興奮が冷めやる頃に、急に襲ってくる虚無感……。ふさぎこむ毎日は、「引っ越しうつ病」のせいかも!? 引っ越し後の数カ月、気をつけるべきこととは?

あまり、無理をせずに徐々に新しい環境に慣れていくのがいいそうだ。いまのところ、ラッキーなことにペットも新しい環境に慣れて来たようで、それがせめてもの救いかな。


Monday, June 17, 2013

『女性と生活の向上を考える会』日本一新の会より

6月19日に開催される『日本一新の会』による『女性と生活の向上を考える会』発会式のご案内を。

日本では先進国の中でも他国に比べて女性の地位が低いので、日本の評価を高めるためにも、次期参院選では女性の地位向上をめざす政党を応援したい。

<メルマガ・日本一新・告知号>
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 ☆小沢一郎生活の党代表と、太田かずみ参議院千葉県地方区立
  候補予定者が出席して、挨拶します。
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『女性と生活の向上を考える会』発会式のご案内
             日本一新の会代表 平野 貞夫妙観

日本一新の会に「女性と生活の向上を考える会」を設け、女性の向上が生活を向上させる原点というスキ-ムのもと「生活の党」などの女性候補者の躍進に生かしたいと思います。

全国から、ネットを中心に、女性の向上による生活の向上につ
いて、女性を中心に知恵・提言・意見などを募集して「生活の党」
などの女性候補者の活動に積極的に活用する計画です。

また「生活の党」などの女性候補者が、女性の知恵を活用して
生活の向上に取り組む姿を有権者に知ってもらうため、ネットを
中心に、有機的で統一的行動を行うことも予定しています。

急なご案内で恐縮ですが、下記要領で発会式を行いますので、
ご参加をよろしくお願い申し上げます。

               記
 期 日:平成25年6月19日(水)13:30~14:00
 会 場:千葉県柏市五條谷41
     アミット・テン妙見会館内シロアム・キリスト教会
                        (駐車場有)
 参加費:無 料
 資 格:女性が主役ですが、地域やグループのリーダーとなる
     男性であれば歓迎します。
 申 込:事務局 jimukyoku@nipponissin.com 宛に18日、24:00
     までご連絡下さい。前回の19日はタイプミスでした。
     お詫びして訂正します。
   ・   ・   ・   ・   ・   ・   ・
必読! 週間ポスト/6月28日号
大暴走座談会「いつからこうなったんだ、晋三は。」
政界最長老4人が言いたい放題120分。村上正邦(元自民党
参議院議員会長)・矢野絢也(元公明党委員長)・筆坂秀世(元
共産党政策委員長)に平野代表を加えた『暴走老人』の座談会。

Sunday, June 16, 2013

引越し無事完了!でもまだ荷物の山の中

大嫌いな引越しも無事完了し、ほっとしている。今回は、引越し費用を節約するために、家具以外は全部自分で運んだので、大変だった。でも、引越しの約1ヶ月前から荷造りをはじめたため、余裕で荷造りができた。新居の大家さんが、2週間前から荷物をガレージに運ぶことを許してくれたおかげ。




引越しは土曜日に無事に済み、今は引越し後の片付けに負われているところで、家の中はまだ荷物の山でひっちゃかめっちゃかな状態で、とてもお見せできないので、外の写真でも。



白猫のシロちゃんは、前回の引越し同様、引越しの日に逃亡し、つかまらなかったので、昨日、前の家に迎えにいかなければならなかった。一晩外で一匹で過ごして寂しかったのか、昨日の午後、呼んだらすぐに現れて、無事捕獲することができた。

前の家の大家さんも心配して来てくれた。3年間住んだ家と大家さんに別れを告げ、いざ新居へ。



引越し初日は、イヌもネコも新居に慣れずに落ち着かない様子だったが、今日は落ち着いてきたのでほっとしている。



庭のどこかにウサギの巣があるらしく、たくさんのウサギを発見。下の写真にも左と右にウサギが2匹。見えるかな?


オンタリオ湖に近いせいか、とても湿気が多く、髪の毛がカールしてしまう。でも、湖からの涼しい風が心地よく、とても過ごしやすい。

さて、荷解きをしなくては。