Saturday, February 8, 2014

都知事選:出来レースで結果はすでに決まっているが・・・。

かなり長い間、ブログから遠ざかっていた。年末年始は、原発事故があった2011年以来帰っていなかった東京の実家で過ごした。父親は、直腸癌を患って、去年の夏に広尾病院で手術を受けたが、その後、転移もなく回復に向かっている。しかし、癌のことだから、またいつ再発するかわからない。

父の妹の夫もパーキンソン病を患い、限られた命と宣告され、毎日必死に生きている。ご近所でも癌で亡くなられた方や入院中の方が多く見受けられた。気のせいかもしれないが、お年寄りがいままで以上に増えてきたようだった。以前のように生き生きしていた若い人がぐっと減って、老人天国のようになってきたなというのが、今回久しぶりに東京に帰ったときの感想だ。

私は、東京にいる間、喉が痛く、扁桃腺がずっと腫れていた。夜になると咳が止まらなかった。風邪薬もほとんど効かず、つらい思いをした。いつもは、東京に行くと外出が楽しくてしょうがないのだが、今回は、放射能汚染が心配だったので、あまり外出しなかった。外出するときは、必ずマスクとフードを被った。

けれども、年末年始の東京の冬はカナダに比べてとても暖かかった。カナダでは、25年に1度の寒波が押し寄せ、マイナス25度を記録して、ナイアガラの滝が凍っていた頃、東京の気温は、15度とダウンを着て、ブーツを履いていたら、汗をかいてしまうほど暖かかった。

今日は都知事選の投票日だが、都心では45年ぶりの大雪が降っているとか。大手マスコミの報道を見ていると、申し合わせたかのように世論調査や出口調査で、舛添有利との報道をして、世論を誘導している。都知事選が始まってまもなくの電話での世論調査の結果では、大手マスコミ各社が支持率までほとんど同じような報道をしていたので、きっとこれは出来レースと見て、ブログを書く気もうせた。

都知事選の結果はすでに決まっている。いくら都民に嫌われようが、舛添都知事が誕生する。選挙結果も簡単に操作できることは、前回の参議院選挙でも証明済みだ。

しかし、あきらめるのはまだ早い。人格的にも金銭的にも問題の多い舛添は、すぐに都知事を辞任するはめになるだろう。そして、そのときは、2位の候補者が都知事になるのではないか。どれだけ早く舛添が辞任するかによるが・・・・。

もうすでに今日投票を済ませた人もいるだろうし、これからの人もいるだろう。今回ほど誰に投票するか最後の最後まで迷った選挙は珍しいと言えよう。今回ばかりは、自分が信頼できると思った候補者に投票するしかないように思う。最後の最後までねばって出口調査の情報を待ち、細川か宇都宮か有利なほうに投票するというのも手かもしれない。その場合は、予定より投票場が早く閉まる可能性もあるので、必ず電話で確認して欲しい。ちなみに、今日は、雪のせいで投票場の開場が2時間ほど遅れたところもあるとか。

日本国民の願いは、日本に原発のない明るい未来が訪れること。それが東京から始まることを心から祈りたい。