今もそうかはわからないが、もし、これが理由でトランプ氏に会わなかったとしたら、私はメーガン妃をかなり見直すと思う。新しくロイヤルファミリーの一員となったばかりで、自分の意志を通すのは、かなり勇気のいることだからだ。通常、産後一ヶ月だったら、公式の行事に参加するのは可能だろう。ましてや同郷の大統領が英国に来るとなったら、少しぐらい、体調がすぐれなくても、公式晩餐会には参加したい。もし、私がハリーと結婚して産後一ヶ月くらいに安倍首相が英国を訪問したら、やっぱりせっかく来てくれたんだし、ロイヤル・ファミリーの手前もあるから、いやいやでも面会すると思う。メーガン妃は本当に自分の気持ちを大切にする人なのかもしれない。
また、エリザベス女王も、トランプ氏に対してかなり辛辣な反抗精神をうかがわせた。下の動画にあるように、公式晩餐会では、表面上はもちろん、丁寧におもてなしをしていたが、身に着けていた豪華なルビーのティアラが人々の目を引いた。WWDによると、ルビーは、女王が1947年にフィリップ王子と結婚したときに、ミャンマー(当時のビルマ)の人々から結婚のお祝いに贈られ、1973年に『House of Garrard』にそれらのルビーを使って制作させたティアラだった。米国では、ジョージW.ブッシュ大統領によって、ミャンマーの軍事政権に対する継続的な制裁の一環として、ビルマ産ルビーの輸入を2003年から禁じていた。 2016年に、オバマ大統領がこれらの制裁とルビーの禁止を解除した。エリザベス女王は立場上、政治的には中立的であるとされているが、実際は、共和党が嫌いなのかもしれない。
ティアラは、96個のビルマ産のルビーとダイヤモンドでできており、ルビーには、「悪魔から身を守る」という意味がこめられている。ティアラとお揃いのイヤリングとネックレスにも大きなルビーが使われている。SNSでは、女王がトランプ氏との会食で、「悪魔から身を守る」ために、意識的にこの日、ルビーのティアラ等を選んだのではないかとうわさになっているそうだ。その豪華なルビーの輝きを下の動画でどうぞ。
英国では、トランプ氏の政策に異を唱える人は多い。日本でも国技館前でプラカードを掲げた人が一人か二人いたが、逮捕されてしまったようだ。これが日本の悲しい現実であり、トランプ氏がこれまでにどのようなことを言ったり、行ったりしたか興味を持つ人があまりにも少なく、政治に興味を持つ人が限りなく少ないのだ。
写真は、バッキンガム宮殿前でヘリコプターで到着するトランプ氏に意義を唱えるプロテスターたち。(CNNより)
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