これから先もずっと日本で人々が健康に暮らせるように、今日の夜再稼動予定の大飯原発入り口の前で地元の人らが徹夜で、何を言っても能面を被ったように表情一つ変えない福井県警の機動隊を前に抗議を続けてくださっている。私も含めて現地にかけつけて応援したいけれどもいけない人が、世界中から見守っていた。再稼動に抗議する人たちの必死な姿を一番見せたいのは野田や原子力村の住人だが、奴らはきっと床についてぐっすりと眠っていたに違いない。
まだ福島第一原発事故の原因も究明できていないのに、他の原発を再稼動させるということがどれだけおろかなことかわからない日本政府は、日本を滅ぼすつもりか。おまけに、1号機地下からは、事故後最高の10.3シーベルトにも及ぶ放射能が放出され続けている上に、現在、4号機のプールで冷却装置が停止中。プールの温度はどんどん上昇している。
国民を不安に陥れる事故は、福島第一だけではなく、大飯原発の4号機でも起こった。排水ポンプがつまってまたまた警報が鳴ったのだ。最近だけでも警報が鳴ったのは、これで何度目だろうか。
さらに、以前から言われている通り、大飯原発の2号機と3号機の間には活断層が走っているという専門家の指摘があり、近くの活断層が動いた時に一緒に動く可能性があるといわれている。現地調査の必要性が求められているにもかかわらず、これらの調査をせずに大飯原発を再稼動させるなんて、とても正気の沙汰ではない。
原発を全て止めても、自然エネルギーと化石燃料エネルギーで電力は賄えるはずだ。その努力もせずに、ほんの一握りの人たちの利益だけを優先して、これだけ多くの国民が反対する中、原発再稼動を実施する野田政権とそれを操る官僚と原子力村は人類の敵だ。せめて、大飯原発の敷地内に活断層があるかないかだけでも調査して、ないとわかったときだけ、調査後に再稼動させるべきだ。
福島第一原発のような事故が大飯原発で起こったとき、全ての責任は私がとると野田は言ったが、どのようにして責任をとるのかもはっきりさせねばならない。まさか、今にもこのまま消えてなくなりそうな総理の座を辞任して責任をとるなどとしているのではあるまいね。命を捨てる覚悟がなければ責任をとるとは言えない。
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大飯原発敷地内の断層確認へ 専門家、活断層と指摘
再稼働の準備が進む関西電力大飯原発(福井県)の敷地内を走る断層が活断層である可能性が指摘されていることについて、枝野幸男経済産業相は29日の記者会見で、原子力安全・保安院の専門家会議で確認する考えを示した。
この断層は、2号機と3号機の間を走る断層。専門家らが、近くの活断層が動いた時に一緒に動く可能性を指摘し、現地調査の必要性を訴えている。
枝野経産相は「現時点では新しい知見にはあたらないという認識だが、もしそうなら再起動に影響はある」と話した。来月3日の専門家会議で議題にする。
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