Tuesday, June 4, 2019

トランプ氏の英国訪問中に姿を見せなかったメーガン妃、その理由とは?


日本から帰国後に、今度は英国を訪問したトランプ大統領。5月初旬にハリー王子との間に誕生したアーチ―君の育児休暇を理由にメーガン妃は、トランプ大統領の英国訪問の際、ハリー王子と共に表舞台には一切姿を見せなかった。ハリー王子がトランプ夫妻や娘のイヴァンカ氏と会ったという報道はあったが、メーガン妃がトランプと会ったという報道はなかった。というのも、人権活動家と知られていた当時女優だったメーガン妃は、トランプ氏が大統領になる前の2016年に、テレビのインタビューで、彼を「女性差別主義者(misogynistic)」や「国を分裂させる(divisive)」と批判し、もし、彼が大統領になったら、アメリカを捨てて、カナダに移住すると言っていたほどの反トランプ派だった。彼女のこの発言は下の動画で見られる。

   

今もそうかはわからないが、もし、これが理由でトランプ氏に会わなかったとしたら、私はメーガン妃をかなり見直すと思う。新しくロイヤルファミリーの一員となったばかりで、自分の意志を通すのは、かなり勇気のいることだからだ。通常、産後一ヶ月だったら、公式の行事に参加するのは可能だろう。ましてや同郷の大統領が英国に来るとなったら、少しぐらい、体調がすぐれなくても、公式晩餐会には参加したい。もし、私がハリーと結婚して産後一ヶ月くらいに安倍首相が英国を訪問したら、やっぱりせっかく来てくれたんだし、ロイヤル・ファミリーの手前もあるから、いやいやでも面会すると思う。メーガン妃は本当に自分の気持ちを大切にする人なのかもしれない。

また、エリザベス女王も、トランプ氏に対してかなり辛辣な反抗精神をうかがわせた。下の動画にあるように、公式晩餐会では、表面上はもちろん、丁寧におもてなしをしていたが、身に着けていた豪華なルビーのティアラが人々の目を引いた。WWDによると、ルビーは、女王が1947年にフィリップ王子と結婚したときに、ミャンマー(当時のビルマ)の人々から結婚のお祝いに贈られ、1973年に『House of Garrard』にそれらのルビーを使って制作させたティアラだった。米国では、ジョージW.ブッシュ大統領によって、ミャンマーの軍事政権に対する継続的な制裁の一環として、ビルマ産ルビーの輸入を2003年から禁じていた。 2016年に、オバマ大統領がこれらの制裁とルビーの禁止を解除した。エリザベス女王は立場上、政治的には中立的であるとされているが、実際は、共和党が嫌いなのかもしれない。

ティアラは、96個のビルマ産のルビーとダイヤモンドでできており、ルビーには、「悪魔から身を守る」という意味がこめられている。ティアラとお揃いのイヤリングとネックレスにも大きなルビーが使われている。SNSでは、女王がトランプ氏との会食で、「悪魔から身を守る」ために、意識的にこの日、ルビーのティアラ等を選んだのではないかとうわさになっているそうだ。その豪華なルビーの輝きを下の動画でどうぞ。

   

英国では、トランプ氏の政策に異を唱える人は多い。日本でも国技館前でプラカードを掲げた人が一人か二人いたが、逮捕されてしまったようだ。これが日本の悲しい現実であり、トランプ氏がこれまでにどのようなことを言ったり、行ったりしたか興味を持つ人があまりにも少なく、政治に興味を持つ人が限りなく少ないのだ。



写真は、バッキンガム宮殿前でヘリコプターで到着するトランプ氏に意義を唱えるプロテスターたち。(CNNより)

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