Sunday, August 12, 2012

菅直人前首相の日本記者クラブでの記者会見について


日本記者クラブで8月8日、菅直人前首相が、民主党政権のこれまでを総括し、日本のエネルギー政策や政治状況などについて述べた後、記者の質問に答えた。司会は、日本記者クラブ企画委員の川村晃司(テレビ朝日)氏。

民主党政権については、今回の増税がマニフェスト違反でないと述べたり、増税を正当化するような発言をして見苦しかった。中でも、岡田克也が代表だったときのマニフェストには3%の増税を盛り込んだが、そのときの選挙で一定の成功を収めたようなことを口走っていたのには、閉口した。実際は、大敗したくせに。

そして、小沢一郎氏が代表になって、消費税増税をマニフェストから除いたことに対しても、日本の国家予算の事情を把握していなかったなどとたわけたことを言って、まるで小沢氏が悪いような言い方をしていた。政府による無駄遣いなど削れるところを削れば、増税は必要ないという小沢氏の主張の方が正しいはずだ。

こういったことから、菅直人氏の発言がどこまで信用できるかは、わからないが、少なくとも原発事故について、東電の怠慢経営体質や、東電を監督する立場の保安院よりも、東電の方が強い立場にあったことなど、当時の総理の立場から述べた意見は、参考になるかもしれない。

動画の長さは、1時間45分近くもあるので、ひまなときに聞けばいいだろう。

No comments: