Sunday, October 18, 2015

2015年カナダ連邦議会選挙で保守党から自由党へ政権交代の可能性大

このところ、仕事が忙しくなってきてブログを書く時間がなかった。ご存じの通り、ブログはただ書くだけではなくて、書く前にいろいろな記事を読んだり、動画を見たりするのに書く時間の数倍の時間が取られてしまうので、忙しくなると、その調べる時間がなくなってしまい、ブログも書けなくなってしまう。

休みの日は仕事で疲れてぐったりしているので、どちらかというとあまり頭を使わないようなガーデニングとか、エクササイズをして、仕事の疲れを癒そうと’するので、頭を使うブログからは遠ざかってしまう。

そんなわけで、しばらくご無沙汰しておりました。

明日、10月19日(月)、日本では20日(火)はいよいよ念願のカナダ連邦議会選挙(下院)の日がやってくる。といっても、今年は、期日前投票が記録的に多かったそうだ。

カナダは米国と違って、首相の任期の期限がないので、何年でも同じ人物が首相の座に居座ることができる。だから、ハーパー保守政権がもうすでに10年も続いている。しかし、今年はやりたい放題やってきたハーパー政権をなんとか打倒しようと多くの市民が立ち上がり、ネットや直接友人や家族に呼びかけて、やっとハーパー政権の終焉を迎えることができそうな情勢にまできている。

事前のネット上の数件の世論調査では、ジャスティン・トゥルードー率いる自由党が保守党を破って優位に立っている。前述のブログ記事にも書いたが、ジャスティン・トゥルード―は、元首相ピエール・トゥルード―の息子で、約2年前に自由党党首になったばかり。若干43歳という若さだが、歴史の浅い若い国であるカナダを担うには適していると思う。

さて、下の表が最新の世論調査だ。カナダの政党は、左から、BQ(ブロック・ケベコワ)、CON(保守党)、GRN(カナダ緑の党)、LIB(自由党)、NDP(新民主党)の5党。右の表は投票率を表し、右の表は、連邦議会での議席数(下院議席数定数:338議席)を表している。この表から、ネット上の3社による世論調査では、昨日の時点で、自由党が保守党よりも高い投票率で、今日の時点で議席数も多いことがわかる。

http://www.electionalmanac.com/ea/canada/

下のチャートは、今年の1月から10月15日までの世論調査の動きを表している。青が保守党、赤が自由党、オレンジが新民主党、緑が緑の党、水色がブロック・ケベコワとなっており、保守党はほぼ横ばいだが、終盤にきて、自由党が新民主党に変わって勢いを増していることがわかる。これは、保守党に嫌気がさした国民が、保守党を終わらせるために終盤、支持党関係なく、自由党か新民主党かどちらか優勢な方に乗り換えたという証拠だ。 

http://www.electionalmanac.com/ea/canada-election-polls/

明日の投票が終わるまでなんとも言えないが、これまでの流れからいくと、自由党が保守党を破って、自由党少数与党政権、又は、票がさらに伸びて、自由党が170議席を超え、多数与党政権となりそうだ。もし、自由党の票が伸びない場合は、新民主党と連立した多数与党政権が生まれる可能性もある。いずれにせよ、ジャスティン・トゥルードーという新しい首相を迎える可能性は濃厚だ。




One of the best explanations for the importance of voting that I've ever heard. And I would have given kudos to Harper or Mulcair had they said it too.
Posted by Sandenn Killoran on Tuesday, October 6, 2015

上は、ジャスティン・トゥルード―が若い人に投票を呼び掛けている動画。投票に行かないことは結果的に保守党に投票することになるということを訴えている。

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