昨日お知らせした通り、本日行われたカナダの連邦議会選挙では、自由党が驚きの191議席を獲得して過半数を超える多数与党となり、ジャスティン・トゥルード―が新しい首相に就任することになった。
今回の投票率はまだわからないが、選挙前投票では、前回よりも71%高い投票率だったということから、選挙当日もかなり投票率が高かったと思われる。
実際、私の知り合いも、ハーパー政権は嫌だけど、選挙に行っても意味がないという人がいたので、「選挙に行かないことによって、保守党に2倍の投票をすることになるんだよ。それでもいいの?」といったら、「それはかなり説得力がある。必ず投票に行かなくちゃ。」といって、仕事を早く切り上げて投票に行った。
富裕層ばかり優遇するハーパー政権に嫌気がさしたカナダ中流階級の国民が団結して、政党関係なく保守党ハーパー政権以外で最も優勢な政党に投票を集中させた結果、今回、自由党が圧勝した。
これを来年の日本の参院選に役立てることはできないだろうか。例えば、野党が連携した場合、その政党に全国みんなで集中して投票するのだ。そうすれば、民主党が連携しようがしまいが全く関係ない。
新しく首相に就任したジャスティン・トゥルードーの就任あいさつによれば、自由党が勝利できたのは、国民の声を聞いた結果であり、国民の皆さんが自由党の勝利を導いてくれたとしている。
どこかの与党とは全く正反対だ。連携した野党は、全国をくまなく回り、国民と対話して、国民が何を求めているのかを聞き、それを統計にしてから政策を練ればいいのではないか。時間のかかることなので、もう、すでに始めなければ間に合わなくなる。
世界的に左派の波が押し寄せているいま、日本でも来年はぜひ、自民党を打倒したい。
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