今回の安保法制が成立するまでの期間でも、ネットでは安保法制に対して肯定的な意見がGoogle検索の上位に来るようになっており、シールズは共産党の手下だとか、民主党議員への批判なども上位に来ていた。逆に、安保法制に対して否定的な意見は上位には来ないようにコントロールされていたようだ。
このネットを乗っ取っているものが、ネトウヨ=右翼=日本会議なのか、官僚なのか、はたまた、安倍政権などの自民党議員なのかわからないが、恐らくこれらを全部ひっくるめた奴ら+経団連+これらの奴らから恩恵を受けている電通、博報堂などの広告会社やメディア+山口組などのヤクザなど、考えられる限りすべての右翼系グループなのだろう。
最近、TwitterやFacebook、Yahooニュース、Google検索、2ちゃんねる掲示板、YouTube、ランキングサイト、ニコニコ動画など、ネットを見ていると、とにかく、ネトウヨ思考系の攻撃が目立つ。
例えば、『シールズ』という言葉をググってみると、1ページ目には、一番最初に彼らのホームページが来るものの、あとは「奥田君が安倍を馬鹿呼ばわりしたときの産経の記事」や「シールズの正体」だとかネガティブな内容のサイトが続く。ただ、面白いことに、『Sealds』と英語でググってみると、1番上に来るのがかれらのFacebook、2番目がHP、3番目がTwitter、4番目がウィキペディアとなっている。そして、5番目には、『SEALDSというヘイトな人々』というSealdsに対して非常に否定的なウェブサイトが来る。SEALDSを否定的に評価するために、ある特定の団体とのつながりを示唆するサイトをわざわざ作るなんて、身震いするほどおぞましい。文体は、あの「就職できなくて震える」で世間の批判を浴びた小坪慎也市議の文を思い起こすような駄文。
さらに、ごく最近、安倍自身が安保法制反対の声が広がっているにもかかわらず、「僕チンにはネットがある」と強弁したように、やはり、ネットはこいつらに乗っ取られていると見た方がいいだろう。
『Litera』によれば、ネトウヨの中には、自民党のネット別働部隊であるJ-NSC(通称・ネトサポ)からなる者もあり、ネット上での他党のバッシング、平たく言えばネット世論の工作を行っているそうだ。
鬼怒川の氾濫で堤防が決壊したのを民主党のせいにしたり、衆院特別委での強行採決に関しても、一方的な採決にもち込んだのは与党側だったのに、ネットでは民主党議員のセクハラや山本太郎議員の一人牛歩への激しいバッシング、自民党が不必要に鴻池委員長を囲んで組んだスクラムを壊そうとした小西洋之議員への批判や、福山哲郎議員のスピーチに対するネガキャンなどがこれでもかと、とどまることなくてんこ盛り状態だった。
元自衛官によれば、ネット右翼のIPアドレスをたどると、大半がE社のもの。E社は電通の子会社で、自民党が電通経由でE社で雇った大量のアルバイトに、与党批判を封じ込めるために攻撃させる。それがネット右翼の実態だそうだ。
そして、民主党や共産党など野党議員へのTwitter攻撃は、インチキアカウントを作って実際には存在しないロボットのような奴らが攻撃をしかけているらしい。
こうしたカネで雇われた工作人の偽の言葉を読んで、安倍は自らを慰めていたのだ。現実世界で自分を攻撃してきた野党議員をネットでカネ(もちろん国民の血税)で雇った工作人に攻撃させて陰でほくそ笑んでいた安倍。現実に睡眠を削ってまで土砂降りの中、安保法案反対を訴えていた人々など見たくない、聞きたくないものは無視し、このような現実と剥離したネットの世界に身をゆだねていた安倍の異常な心理を見過ごしてはならない。現実で起こっていることが見えない首相が、痛みを感じないネットゲームのように戦争を始めることは、ごくたやすいことなのである。安倍は一日も早く退陣させなければならない。
参考:
安倍首相が広がる安保法制反対の声に“俺にはネットがある”と強弁…やっぱり心の支えはネトウヨだった!(LITERA リテラ 2015.09.20)
大多数の国民の反対を無視し、大規模なデモが巻き起こるなかで、安保法案を強行した安倍首相。その姿を見て、きっと多くの人が「この男はいったい何を根拠にこんな強気でいられるのか?」と思ったにちがいない。
だが、ここにきて、“安倍御用メディア”産経新聞が、その答えを書いていた。
昨日19日付朝刊の一面で「安保新時代」と題した、安保法制成立までの安倍首相の姿を描くドキュメントを掲載した。そこには、安保法案の国会審議が進むなかで〈一部メディアの反対キャンペーンが、世論へ浸透〉、激しいデモが起きて、世論調査でも反対意見が圧倒的多数を占めるという状況におかれた安倍首相の姿が、こう描かれている。
〈それでも首相は動じなかった。周囲には強気でこう語っている。
「今は昔と違ってインターネットがある」〉
つまり、安倍首相は“デモやマスコミ、世論調査がなんと言おうと、俺にはネット民がついている”と語っていたというのだ。
たしかに国会審議中も、そして可決前後も、ネットの大勢は安倍首相の味方だった。各社世論調査では国民の6割以上が今国会での可決に反対していると伝えられているのに、SNSやネット掲示板では“安保法制大賛成”に“安倍礼賛”、そして“反対野党への異様なバッシング”が大半を占めていたのだ。
本サイトで既報のとおり、先日の北関東地方での記録的な豪雨による大規模水害の際にも、安倍首相はすぐに対策を講じず身内と国会答弁の口裏合わせを行っていた。にもかかわらず、ネットでは「堤防決壊は蓮舫がスーパー堤防を仕分けしたせいだ!」などと言って民主党のせいにする事実無根のデマが流布していた。
衆院特別委での強行採決に関しても、先に鴻池祥肇委員長を取り囲む“スクラム”を仕掛けて一方的な採決にもち込んだのは与党側だったのに、ネットでは「平和のためなら暴力も厭いませんwwwww」などと野党にばかり批判が集中。なかでも民主党は「日本の邪魔すんじゃねえよバカ民主」「民主党は暴力政党!!!」と盛大に貶されていた。
また、国会で安保法案の欠陥を鋭く指摘してきた共産党も、「共産党の街宣車が鬱陶しい アカは死ね(直球)」「共産党はクソ雑魚なのになにを意地張ってらっしゃるんですかねええ...ぇぇ...」と馬鹿にされ、本会議で一人牛歩戦術に打って出た山本太郎議員にいたっては、「共感できるとかほざいてるキチガイがいるのに驚くわ…日本人じゃないだろ」「シナチョンにコントロールされた馬鹿は死ね」とヘイトスピーチが乱れ飛ぶ始末。
もう、本サイトの読者であればお分かりだろうが、これら“野党痛罵”を繰り返す発言者を注意深く見てみると、やはり、韓国や在日コリアンへの差別を扇動するヘイトスピーカーであり、ネット右翼であることがわかる。
結局のところ、「今は昔と違ってインターネットがある」という安倍首相の発言は、こうしたネトウヨによる他党への罵詈雑言、自分への賞賛を頼りにしていた、ということなのだ。現実の世論は安保法制反対が大勢だから、ごくごく一部のファナティックな安倍支持者が大量の発言を行うネット空間に浸ることによって、癒されていたのだろう。
こんな人が日本の総理大臣なのかと思うと情けなくてしかたがないが、しかし考えてみれば、もともと安倍首相は“ネトウヨの頭領”であったのだから、これも必然かもしれない。
安倍政権がこれまでずっとネット上の広報戦略を重視してきたのは有名な話だ。
安倍は、下野時の2012年2月からFacebookを始め、政権奪回に向けて毎日のように更新し続けていたが、政権を奪回する13年末の衆院選前には〈これから1ヶ月こうしたマスコミ報道との戦いです。私は皆さんと共に戦います〉と投稿するなど、自身を“アンチマスコミの共闘者”と印象づけていた。ようは、自分に批判的なマスコミを偏向報道に勤しむ“マスゴミ”と位置づけることで、反マスメディア的傾向が強いネトウヨたちの支持をとりつけたのだ。
こうしてネトウヨたちは安倍シンパとなり、そのなかからは自民党のネット別働部隊であるJ-NSC(通称・ネトサポ)に参加する者も現れた。J-NSCの活動はネット上での他党のバッシング、平たく言えばネット世論の工作である。
今回の安保法案審議中も、ネトサポは日夜行動していたことが予想されるし、実際に本サイトは、前述の「堤防決壊は民主党のせい」というデマの動きのなかでも、彼らの活動があったことを確認している。
こうして跋扈するネトウヨ・ネトサポが、絨毯爆撃のように“安倍礼賛”“野党痛罵”を繰り返しているのがSNSやネット掲示板の世界なのだ。多くの専門家が、こうした人々によるカキコミによってネット世論がノイズだらけになり、現実世界と乖離するということを指摘している。
繰り返すが、安倍首相は、このようなネトウヨ・ネトサポが工作したネットの模様を見て、自らを慰めていたわけである。いや、ひょっとしたら、案外本気でネットのほうが現実世界よりも正確に世論を反映しているとすら考えているのかもしれない。
人は見たいものしか見ないというが、一国の首相がそんなバイアスのかかった感覚で政治を行っているのだとしたら、国民はたまったもんじゃない。
いずれにせよ、安倍首相がネトウヨやネトサポがつくり出した“偽の世論”を鵜呑みにしていれば、そのうち痛い目にあうのは間違いないだろう。
(宮島みつや)
元大手インターネット会社役員からの情報だが、ネット右翼のIPアドレスをたどると、大半がE社のもの。E社は電通の子会社で、自民党が電通経由でE社で雇った大量のアルバイトに、与党批判を封じ込めるために攻撃させる。それがネット右翼の実態だ。
なるほど世論との乖離も分かる。稚拙な工作だ。
— 元自衛官 (@yoko_kichi) 2015, 9月 7
泥憲和氏のFacebookより
【ネトウヨの卑劣な宣伝活動】
写真を見てください。
反戦平和のバカっぽいコメントでひいきの引き倒しをやらかしている「香川県 出身 ブライダル司会業 コミュニティFMパーソナリティー」。
◆洪水被害よりこちら(泥 反安保集会のこと)のほうが大切❗戦争勃発したら何十億という日本人が亡くなります!
◆私のツイートに自衛隊賛美のリツイートが沢山寄せられます。これが戦争勃発への第1歩なんです。自衛隊は、殺人集団なのです❗消防団に助けられない人は、その人の運命です。潔く死んだほうがこの国の為です。殺すより殺されたほうがマシ。
じつは、この人物は実在しません。
こんな名前のFMパーソナリティはいないそうです。
写真は台湾のタレントのを借用しています(訂正。自殺した韓国のタレントです)。
これはネトウヨの妨害アカウントなのです。
平和主義者というのはこんなバカなことを考えているんだと思わせるために、手の込んだニセアカウントを作っているのです。
在日朝鮮人になりすまして日本人を過激に攻撃するアカウントもたくさんあります。
もちろん、在日はこんなひどい連中なのだと思わせるためです。
誰も共感できないことを書いて、つぎには仲間もしくは本人の別アカウントがそれを引用して拡散し、「こんなひどいことをいう奴らを許せるか?」「こいつらバカでね?」「サヨクってのはwwwwwwww」という自作自演をやるのです。
朝から晩までパソコンのキーボードに貼りついて、こんなことばかりやっている奴がいるのです。
こういった卑劣極まりない手口を平気でやるのがネトウヨです。
こんな奴らにネット世界を乗っ取られています。
正面から「正しい言論活動」「正しい社会批評」「正しい解説」をしても、こいつらは屁でもない。
世の中に拡散するなら「長くて退屈な正しい意見」よりも「短くてわかりやすいプロパガンダ」の方が効果的です。
「戦争法案は憲法違反」「国民なめんな」「自民党感じ悪いよね」
こういった的確なフレーズを拡散するのがよいのです。
いやむろん、正しい意見も必要なんですけど、それとは別に宣伝ツールもまた必要ということです。
こういった短くて的確なフレーズに対して、あれが足りないこれが足りないとケチ付けしている人がいますが、それは間違ってます。
私たちが戦っている相手は、卑怯卑劣な勢力と権力との連合です。
「正しい理屈」だけでは勝てません。
そこをしっかりと考えたいです。
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