日本のメディアも党首討論については、まるで安倍晋三が野田に解散を約束させ、大手柄をたてたかのように書き立てているが、実際は、裏でカネでも渡して野田を説き伏せたのだろう。カネのためならなんでもする野田だから、民主党議員を裏切ってでも年内解散するのは当然のこと。国家権力に簡単にねじふせられるこういう男を首相にした民主党の罪は大きい。
自公の御用大手メディアは、まるで自民党がすでに天下をとったかのように報道しているが、自分から首相の座を投げ出したA級戦犯の孫のあの安倍晋三をこともあろうに党の総裁に再任した古臭い時代遅れの原発推進政党である自民党だけには、政権を渡してはならない。
2012.11.14 「党首討論」 野田首相 vs 小沢一郎 (国民の生活が第一)
2012.11.14 「党首討論」 野田首相 vs 小沢一郎 (国民の生活が第一)
動画の要約:
■特例公債法案についての民主、自民、公明の三党合意について
小沢:今の(安倍との)議論を聞いていると、よく合意したなと思う。大きい政党が合意したからといって、そのまま他の政党もついてこいという手法は不親切。もっと時間をかけて議論すべきだ。
■新しいマニフェストについて
小沢:2009年のマニフェストを国民に提示してそれを国民を受け入れて政権を民主党に付託したわけだ。野田さんが総理の座にいるのもその総選挙の結果だ。マニフェストの一番の前提として大事な要件は、官僚主導の中央集権から政治主導の地域主権の社会のしくみを根本から変えることだった。そのマニフェストの内容が悪かったから議論されているのか、内容はよかったけれども実現できなかったからなのか。又は両方なのか。野田総理の考えを教えてほしい。
野田:マニフェストの考えてきた理念としては正しかったと思うが、財源の確保、財政の見通しについては甘いところがあった。暫定税率廃止は約束したが、できなかった。統治機構にかかわる部分で、特に地域主権については、地方交付税はまちがいなく増やしつづけてきた。義務付け枠付けという制度の見直しもやってきた。一括交付金も進めてきた。地域主権改革は、少しずつだがよくなってきていると思う。国の統治機構の中には、官主導ではなく政治主導の部分がある。政治主導の解釈については、いろいろな解釈があるが、一定の前進はしていると思う。
小沢:一括交付金について、地方が自由に使えるお金ではなく、とてもめんどうくさい二重のチェックがあったり、書類の量も多くなっている。前の補助金に比べてとても煩雑になっているというのが現実だ。統治機構を変えるのに賛成だというのなら、もう一歩前進して、われわれの本当の理想に向かってがんばってもらいたい。
野田首相 -- 小沢一郎 約10分間(28分10秒~39分36秒)
野田首相 -- 山口那津男 約10分間(39分36秒~50分)
党首討論の10分では時間が短すぎて言いたいことも言えなかった小沢氏だが、10月26日のニコニコ生放送に出演した小沢一郎氏が、野田民主党批判をしつつ、「主な政策と政権奪還の戦略」について約1時間半に渡って詳しく語っている。大手メディアが「国民の生活が第一」についてほとんど報道しないので、このようなインタビューはとても貴重なものだと思う。見逃された方は、ぜひご覧いただきたい。
10.26国民の生活が第一小沢一郎代表「主な政策と政権奪還の戦略」
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