『維新の会』と『太陽の党』の合流は、主な政策が全く違う政党同士の野合であり、これまでの『維新の会』の支持者が離れていくのは、時間の問題だ。
『維新の会』は、これまで、2030年代までの既存の原発全廃を掲げていたにもかかわらず、今回の『太陽の党』との合流で、脱原発政策を撤回した。又、橋下は、以前、「真正保守とか言っているメンバーとは組めない」などと言っていたにもかかわらず、極右保守派の石原老害爺やその他の老人たちとよく組んだと思う。
しかし、これは、今始まったことではない。橋下は言ったことと全く逆のことを行ってきた。大阪府知事に立候補するときも、120%ないと言っておきながら、その翌日には、立候補していた。つい、先日もたちあがれの人たちとは世代が合わない」と言い放ったが、結局は、一緒に政党を組んだ。
橋下の言葉は、本当に軽いのだと思う。だから、『減税日本』もそのうち受け入れるだろう。もう誰も橋下の言うことを信用しない。こういう男に日本の政治を託してはならない。
幸いなことに、『維新の会』と『太陽の党』の合流は、『国民の生活が第一』にとって総選挙で有利に闘える材料となった。口先だけで脱原発を訴える政党が又一ついなくなったからだ。
そうはいっても、あまりにも突然の解散は、今年できたばかりの政党にとってはかなり不利になる。1月に政党交付金が支給される前の解散なおさらつらい。野田はその辺をわきまえて、新しい政党や小さい政党を殺すために12月末に解散を決めたのだろう。姑息なドジョウだ。
こうなったら、本気で脱原発を主張する政党がみな合流して一つの党になったらどうだろうか。雇用政策、TPP、外交政策、防衛問題などそれぞれ政党ごとに違いがあるかもしれないが、何よりもこれからの日本の生死をかけた原発問題において、「脱原発」で一致すれば、あとはどうにでもなるだろう。とにかく今は、原発をとめることが、国民の生活を第一に考えることなのだ。
【2012年11月16日・党本部】小沢一郎代表 ぶら下がり
『国民の生活が第一』の三宅雪子氏には、野田退治を必ず実現していただきたい。
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