CNNによると、「犯行には閃光粉や砂糖と塩素酸塩の混合のような爆薬に、くぎや金属球を入れ、圧力鍋のような容器に詰めて、時限装置を仕掛けた簡易爆弾が使われた」らしい。
爆破で飛んだ圧力鍋のふたが、ゴール付近の建物の屋根の上で見つかった。
犯人は「一匹狼」か、爆弾の特徴から推測 ボストン爆破テロ
CNN.co.jp 2013.04.17 Wed posted at 18:38 JST
こうした簡易爆弾の製造法は、国際テロ組織アルカイダ系のテロ組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」が近年インターネット上で詳しく紹介し、「台所で作れる爆弾」「入手しやすく、足が付きにくい材料」などとして、欧米のテロ志願者らに推奨している。
ただ、ネット上にはほかにも同様の情報があふれているため、AQAPの関係者による犯行と決め付けることはできない。圧力鍋を使った簡易爆弾は、米国内の極右活動家によるテロにも使われてきた。
どのような思想背景にしろ、単独犯のテロだった場合は足取りや関連情報をつかむのが非常に難しい。捜査状況に詳しい情報筋は「捜査当局が最も恐れるケースだ」と指摘している。
肝心な犯人の方は、捜査当局がボストン・マラソンのゴール付近で爆弾が爆発した2ヶ所のうち1ヶ所に爆弾の入った黒い袋を置いたとされる人物を追っていたが、どうやら人違いだったようだ。米メディアでも一時、犯人が逮捕されたなどの誤報が流れた。
圧力鍋の爆弾は2010年、ニューヨークのタイムズ・スクエアの爆破未遂事件で、パキスタン移民の男が車内爆弾の一つとして設置。06年にインド、10年にパキスタンなどでも使われたという。
そのときも、調査官は、ビデオに映った爆弾を置いたと見られる赤いシャツの人物を指名手配したが、結局は事件とは全く関係ない人物だった。
単独犯の場合は、監視ビデオや圧力鍋を手がかりに、犯人を特定するのはむずかしそうだ。
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