Thursday, July 26, 2012

民主党の新スローガンに冷ややかな声

民主党がキャッチフレーズを募集していることは、以前もこのブログで取り上げたが、何を血迷ったのか、執行部が「キャッチフレーズ検討チーム」を設置して、「新たな党としての活動の出発を期す」と熱を入れているそうだ。


消費税増税、原発再稼動など、国民の嫌がることばかり実行してきた民主党だけに、大手メディアでもネットでは民主党を揶揄するキャッチフレーズばかり目立つと批判されている。その例として、先日のエントリーで紹介した「国民の生活が台無し」が真っ先に挙げられていたのには、笑った。


今のところ、「決められる政治」のほか、「未来への責任」「逃げない政治」といった野田総理大臣の姿勢を全面に出したものから、「もう一回やり直そう!」「花も嵐も踏み越えて」といった自虐的なものも挙がってきているそうだが、どれも、幼稚園児でももうちょっとましなキャッチフレーズが考えられるのではないかというものばかりだ。


いまだにろくなキャッチフレーズがないところをみると、小沢派に愛想をつかされた民主党に残っている人々がいかに思考停止中ばかりの人たちかということがよくわかる。


「決められる政治」?どうしてキャッチフレーズに受動態か可能かわからないような言葉が使われるの?「決める政治」ならまだわかるが、「決められる政治」となると、「なんでも米国によって決められる政治」という意味にも取れるし、「米国が好き勝手に決めることができる政治」という意味にも取れる。菅内閣のときのキャッチフレーズ、「最小不幸社会の実現」と同じくらいにセンスが悪い。


「未来への責任」?原発を再稼動して、放射能に敏感な子供達や女性を傷つけ、「未来への責任」とは皮肉以外の何ものでもないだろう。メタボ・ドジョウが何かの折には、「私の責任」といいつつ、具体的にどうやって責任をとるつもりなのか全くわからないような無意味なフレーズだ。

全く政治ポリシーやヴィジョンがない無意味な政党が税金を使ってくだらない「キャッチフレーズ検討チーム」を設置することからして、間違っている。民主党がどんなキャッチフレーズを作ろうが、現実からかけ離れていたり、ジョークとしか思えないようなものだったら、国民の反感はさらに強まるだろう。どんな「キャッチフレーズ」を作ろうが、国民の民主党離れは止められない。今、民主党に残された使命は、とっとと総選挙して、下野することだ。




 さんが 2012/07/26 に公開

民主党は、「国民の生活が第一」に代わるキャッチフレーズを党内で募集しています。しかし、ネットでは、「国民の生活が台無し」や「国民の生活が2番じゃいけないんですか­」など揶揄(やゆ)するものばかりが次々と書き込まれています。民主党は、こんな揶揄を吹き飛ばそうと「決められる政治」などの新しいキャッチフレーズを検討しています。

[テレ朝news] http://www.tv-asahi.co.jp/ann/

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