小沢氏の裁判で、検察審査会を徹底的に追及していた森ゆうこ氏。検察審査員11人の選考方法に疑問を抱き、「くじ引きソフト」が欠陥だらけで、簡単に恣意的操作ができることを暴いた。
そんな森ゆうこ氏だったので、『生活の党』代表として、今回の衆院不正選挙についても前向きに追及するつもりかと思っていたが、11日に行われた記者会見を見る限り、ほとんど期待できないことがわかった。
田中龍作氏が不正選挙について、『生活の党』としてなにか対応を考えているのかという質問があったとき、森ゆうこ氏は表情をこわばらせ、頻繁にまばたきをしながら、「不正選挙に関する情報が様々な個人から寄せられている。が、きちんとした証拠がない限り、軽率に政党としてそのようなことを申し上げるべきではないと思っている。」と答えた。
つまり、藤島氏が不正選挙訴訟を起こしているのは個人としてであり、党としては、「不正選挙」という言葉さえも言うべきではないという意味なのだろう。これには、全くガックリきた。
しかし、森ゆうこ氏の表情からして、彼女としては、追及したいのはやまやまだが、誰かから圧力をかけられ、不正選挙には一切触れるなと言われたに違いない。
不正選挙について疑うことさえも許されないといった思考力の貧弱さは、党としていかがなものだろうか。私はこれを聞いて、もうこの党を支持するのはやめようかと思った。なぜ、これだけ多くの国民が疑問に思っていることを晴らそうとせずに、ふたをしてしまうのか。
民主党の中の一兵卒だった森ゆうこ氏はとても勇敢に官僚と闘ってくれていたが、文科大臣を経験し、党の代表になったとたんにまるで人が変わってしまったように見える。
はっきり言って、森ゆうこ氏を代表にして参院選を闘ってもほとんど勝ち目はないと思われる。カリスマ性が感じられない。やはり、『生活の党』の代表は、小沢一郎氏しかいないだろう。
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