Saturday, January 26, 2013

ニューヨーク・タイムズに手抜き除染を「日本人とは思えない」と非難される



「不正選挙の後は手抜き除染」というエントリーに記載した朝日の手抜き除染に関するさまざまな記事が朝日新聞の英語ニュースサイトAJW(Asia & Japan Watch)にCrooked Cleanup として英訳され、ニューヨーク・タイムズも「A Painfully Slow Sweep(遅々として進まない除染)」と題された記事を記載。

もともと除染なんてただ放射性物質を移動させるだけで除去はできないところにもってきて、汚染されたものをその辺にまとめて置いたり、川に流したりと「日本人とは思えない」ような怠慢な作業をしたのでは、ますます汚染を広げるだけで、除染ではなく助染しているようなものだ。
こんなことに税金を使うんだったら、子供達だけでも避難させて欲しいし、いまだに仮設住宅に住む人たちにきちんとした家を建てて、もう少しマシな生活をさせるべきだと思う。結局、除染作業を仕切っているのは鹿島建設だけど、実際に除染している作業員は、ほとんどが仮設住宅に住む被災者たちなのではないだろうか。

福島の人々に仕事を与えることは必要だが、すでに被曝している人たちに除染作業員として働いてもらうのはいかがなものかと思う。まず、除染作業自体が無意味なものなのだから、それに税金を使って、無意味なことで作業員たちを被曝させるのは狂っているとしか思えないのだ。日本政府はなぜこのように無駄で残酷なことをやめないのだろうか。

そして、こうして手抜き除染が発覚して大きな問題になってくると、今度は大雪を理由に作業員を違法解雇する動きがでてきているらしい。大雪で作業できないのなら、一時的なものなのだから、なにも解雇しなくても休みを与えるだけでいいではないか。なぜ、解雇する必要があるのか。

こうして、弱者だけが被曝を繰り返し、仕事を奪われ、貧困な生活から抜け着れない苦しい毎日を送っているのを尻目に、税金を貪り食う官僚や大手「ゼニ(銭)コン」の幹部らはますます裕福になっていく。




写真:1月8日付のニューヨーク・タイムズ経済面=同紙提供拡大1月8日付のニューヨーク・タイムズ経済面=同紙提供

【鬼原民幸】福島第一原発周辺で手抜き除染が横行していることを伝えた朝日新聞の記事は海外に配信され、外国メディアでも紹介された。インターネットブログには各国の読者から書き込みもある。日本の原発事故対応は大丈夫か。世界の関心はなお高い。
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は現地時間の8日、「A Painfully Slow Sweep(遅々として進まない除染)」と題した記事を掲載した。同紙の田淵広子記者が自ら福島県楢葉町で除染の実態を追い、効果に疑問を投げかける内容。朝日新聞の報道を受け、「日本のメディアが最近、土や葉を川に捨てるずさんな除染を報じた」と加筆したという。
NYTが開設しているブログには、朝日新聞の英語ニュースサイトAJW(Asia & Japan Watch)が英訳して配信した記事が紹介された。タイトルは「CROOKED CLEANUP(ゆがんだ除染)」。その記事で手抜き除染を知った世界各地の読者が意見や感想を寄せている。
写真:除去した土や枝葉を保管する仮置き場は雪に覆われ、袋から湯気が上がっていた=24日午前8時50分、福島県田村市、金子淳撮影拡大除去した土や枝葉を保管する仮置き場は雪に覆われ、袋から湯気が上がっていた=24日午前8時50分、福島県田村市、金子淳撮影
写真:除去した土などを保管する仮置き場は雪に覆われていた=24日午前7時15分、福島県田村市、金子淳撮影拡大除去した土などを保管する仮置き場は雪に覆われていた=24日午前7時15分、福島県田村市、金子淳撮影
【多田敏男、青木美希】福島第一原発周辺の除染作業が大雪で中断し、作業員を違法に解雇する動きが出始めている。作業再開のめどは立たず、違法解雇が広がる恐れがあり、厚生労働省は調査に乗り出す。

福島地方気象台によると、福島県内では今月中旬に大量の降雪があった。福島市では14日に18センチの積雪を観測。19日時点で41センチ(平年5センチ)まで伸びた。
環境省や地元自治体によると、国の本格除染事業をしている4市町村のうち田村市、飯舘村、川内村で大半の作業ができなくなっている。除去して袋に入れた土や枝葉の管理などは続けているが、山間部で雪をかき分けて新たに取り除くのは困難な状況だ。住宅地も積もった雪が凍結した場所が多く、洗浄に使う水も凍り付くため、本格的な作業再開は3月以降になる見通しだ。楢葉町では比較的雪が少なく、中断は4日間ほどだったという。






原発関連の重要動画:

年間20ミリの避難基準を非難~国連特別報告者



双葉町の井戸川町長「辞意の真意」を語る

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