Wednesday, January 2, 2013

読者の方からの新年のご挨拶

写真:2013年1月1日エリー湖畔にて

このブログの昔からの読者の方からいただいた新年のご挨拶にとても共感したので、ブログで紹介させていただきたい。


あけましておめでとうございます。
大変ご無沙汰していましたが、その後も元気にお過ごしのことと存じます。
昨年も活発なご発信をありがとうございました。
Bloggerブログに替えられてから、コメントを書込むことがなくなってしまいました
が、 以前と同様、記事には共感覚えることしきりです。
しかし、本音を言えば、いつ頃からか日本の政治状況には怒りを通り越してもう
バカバカしく思うだけになり、「Canada de Nihongo」のような「読むべき」リベラ
ル なブログですら、以前ほど積極的にアクセスしなくなっていました。
そして先日の総選挙結果です。
自民圧勝、維新大躍進という結果に、前向きな言葉がなかなか見つかりません。
低すぎた投票率と選挙制度の仕組みのせいで、民意とは裏腹の結果になったと
の説明がよく聞かれますが、「それにしても」と思います。
いくら、マスコミに意識操作される一般国民がまだまだ沢山いるとしても、3年前、
政権を追われてこのかた、何の総括もしていない自民が、よりによって国民が
軽蔑しきっているアベをトップに頂いて、何故圧勝なのでしょうか?!
しかも、腐り切った自公政権 → 民主党への政権交代 → 国民を裏切り続けた
民主党(その間、3.11も発生)を経た多くの国民の心情が、野田政権が終盤
に支持率をどんどん下げても、決して自民支持には向かなかったことは、当時
マスコミの世論調査にさえハッキリ表れていました。
政治家失格のアベが、ゾンビの如くまた総裁というマンガのような光景に、
こんな人材払底の自民に何処のバカが投票するのかと思ったのは私だけでは
ないはずです。
それは、この3年間、非マスコミ-特にネット情報が広まり、3.11にも遭ったせい
で、政官財のデタラメぶりに気付いた人が飛躍的に増えたであろうことからも
十分伺えることです。
つまり、仮にTPPなどはよく分からないとしても、少なくとも原発推進、
あるいは、 いきなりの消費税増税に国民の大半が反対していることは、もはや
動かしようがなく、そんな声をさっさと無視するのがミエミエの自民に、
自ら「振り込め詐欺」に引っ掛かるような投票行動など、まともな有権者がする
わけがないと。
それがこの選挙結果とは、一体何なのでしょうか。
やはり、CIAの工作etc.による大掛かりな不正があったとでも考えなければ
納得 しようがありません。
実際、これまで日本の一般大衆が権力側にさんざん舐められてきた事実を思い
起こせば、総選挙の不正工作くらい連中は平気でやってのけて不思議はないで
しょう。それでも、自民どころか、あんなイイカゲンな維新まで50議席を超えるな
ど、 やり過ぎというものです。
選挙前にマスコミが盛んに自民、維新を宣伝し、終わると投票率が低かったなど
と繰り返したのも、不正を誤魔化すため、「マスコミが大々的に味方したから、
こういう投票結果になったのだ」と見せかけるアリバイ作りだったのでしょう。
私の最寄の投票所も、朝10時半に行くと、受付待ちの列ができていました。
並んでいたある人が係員に「何でこんなに人が多いの?」と訊いていました。
「今が一番のピークなんで」と答えてはいましたが。
それとも、やはり日本の民度が低すぎるが故の結果だったのでしょうか。
昨夜は見るでもなくつけていたNHKテレビで、AKBとかいうのがキャッキャ、
キャッキャはしゃいでいるのが映っていましたが、こんなのを国を挙げて持て囃す
社会にはお誂え向きの状況なのかもしれません。
外務省OBで昨年ベストセラーになった「戦後史の正体」の著者、孫崎享氏は、
カナダの元首相、レスター・ピアソンを米国に毅然と対峙した政治家としてしばし
ば紹介しています。
問題の本質は、一般国民のための政治をする覚悟があるかどうかだと思います
が、残念ながら、そんな政治家は今の日本では殆ど絶滅させられているようです。
結局、3年前から今に至るまでを振り返っても、起っていることは、特権階級が
自分たちが安泰でいられる体制を(多くの一般人の暮らしが立ち行かなくなろうが)
執拗に守り続けているということではないでしょうか。
従いまして、もう細かいこと言っても始まらず、「特権階級からの特権剥奪」
-これだけを目標に、そのために有効な具体策を編み出し、一般階級組から放
っていくにはどうすればよいのか、それが考えどころと思います。
大変長々と失礼いたしました。
それでは、今年もどうぞよろしくお願いします。
美爾依さんの今年一年のご健勝をお祈りいたします。

お返事:

明けましておめでとうございます。

ご丁寧なメールをありがとうございました。
○○さんのご意見に全く同感いたします。
日本では、官僚政治を徹底させるために国民が政治に関心を持たないようにするための工作が学校教育を通してぬかりなく行われているようですね。

又、欧米では、与党がおかしなことをしないように、野党やメディアが厳しく監視して、何かあるごとに国会で議論が交わされますが、日本では、野党もメディアも御用学者も与党の手下のようになっているので、与党が官僚に言われるままにとんでもないことをやってもそれに文句を言う人がいないのが実情です。

自民党が圧勝だなんて、絶対にありえないことが、起こってしまったのは、不正以外ないと思います。まさか、あれだけひどい目にあって自民党を再び選ぶ人なんて本当にいたのでしょうか。実家の父でさえ、自民党が勝つのはおかしい。不正に違いないと言っていました。それは、誰もがそう思っているのでしょうが、口に出さないだけなのではないかと思います。

若者ならまだわかるのですが、40過ぎていい年した人が、実際の選挙よりもAKB48の選挙に夢中な状態であるのも、とても不気味です。政治が自分たちの生活を変えることがわかっていない日本人があまりにも多い証拠ですね。

私もいくら政治について書いて国民を覚醒させても、不正選挙が行われるのでは、ブログを書いていく価値もないのではないかとも考えましたが、いまここで辞めては、日本はますますダメになっていくのではないかという気持ちもあり、いまのところ、まだ続けています。でも、馬鹿らしくなってある日突然やめてしまうかもしれません。

もし、よろしかったら、○○さまのご意見をブログで紹介させていただいてもよろしいでしょうか。多くの人の共感を得ると思うので。

それでは、寒くなってまいりましたが、お風邪など召されぬよう、ご自愛下さい。



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